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ページ番号:80359

掲載日:2022年8月18日

平成28年12月定例会 「産業労働企業委員長報告」

副委員長 沢田 力

産業労働企業委員会における審査経過の概要について、御報告申し上げます。
本委員会に付託されました案件は、議案2件であります。
以下、これらの議案に関して行われた主な論議について申し上げます。
まず、産業労働部関係では、第124号議案について、「埼玉県産業技術総合センターに、新たに導入するインクジェット式カラー積層造形装置と、既存装置との違いは何か。また、導入により県内企業にはどのような効果が見込まれるのか」との質疑に対し、「既存装置では、使用できる樹脂が1種類であるのに対し、新たに導入する装置は強度や色などが異なる3種類の樹脂を同時に使用できるため、最終製品により近い試作品の製作が可能となる。また、強度の高い樹脂で試作した部品を組み付けることで、製品の動作確認ができる。さらに、造形速度が既存装置の約2倍となる。これらにより、企業の製品開発のスピードアップに貢献する」との答弁がありました。
次に、企業局関係では、第143号議案について、「給与の減額の対象となる休暇の中に、介護時間を新設する理由は何か。また、従来の介護休暇との違いは何か」との質疑に対し、「介護時間を新設する理由は日常的かつ長期的な介護ニーズに対応するためである。介護時間は、1日2時間を上限に最長3年間の取得が可能であり、朝夕の食事の介助や通所施設への毎日の送迎などのために活用されることが想定される。他方従来の介護休暇は臨時的、一定期間集中的といった、どちらかといえば緊急的なニーズに対応するためのもので、1日の単位でも取得が認められるものである」との答弁がありました。
以上のような審査経過を踏まえ、本委員会に付託されました議案2件について採決いたしましたところ、いずれも総員をもって、原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
なお、このほか、当面する行政課題として、産業労働部から「次期埼玉県産業元気・雇用アップ戦略(案)について」、「第2期埼玉県観光づくり基本計画(案)について」、「第10次埼玉県職業能力開発計画(案)について」及び「埼玉県第4期科学技術基本計画(案)について」、企業局から「今後の産業団地整備について」の報告があり、種々活発な論議がなされましたことを申し添えまして、本委員会の報告を終わります。

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