活躍する埼玉青年農業者（坂田久美子さん（熊谷市））

「さかたさんちの とまとちゃん」をより多くの人に届けたい！

熊谷市でトマト栽培に取り組む「さかた園芸」の坂田久美子さんを紹介します。 

さかた園芸では、約60年前、久美子さんの父親がトマト栽培を始めたそうです。美味しいトマトを作る努力を惜しまず、数々の賞を受賞されています。

 

久美子さんは子供の頃、毎日忙しく休みのない農業には全く興味を持てず、自分が農業に携わるようになるとは夢にも思わなかったそうです。

ところが、勤めをしていた夫が農業に興味を持ち就農したのがきっかけで、少しずつ手伝うようになり、トマト栽培に参画するようになりました。

 

そんな久美子さんの大きな転機となったのは、一昨年、県が主催した「農業女子キャリアアップ講座」を受講したことです。

県内各地で様々な農業に取り組んでいる女性たちと出会ったことが良い刺激となり、講座終了後も「Go! Go! 彩農ガールズ!」として一緒に活動しています。

また、講座をとおして、今後の「さかた園芸」のビジョンを考える良い機会となったそうです。

 

今年は直売商品を充実させるため、県の事業を活用しトマトサイダー、トマトジュースの加工品と販促グッズ、ロゴマーク等を作る予定です。

今後は、「さかたさんちの とまとちゃん」としてのブランドを確立し、より美味しいトマトを多くの消費者に届けていきたいと意欲的です。特に小さいお子さんが「美味しい！」と言ってくれるのが、何より嬉しいと笑顔で話してくれました。