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掲載日:2023年12月28日

令和5年12月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(吉良英敏議員)

ケアラー支援について-人財の育成について-

Q 吉良英敏 議員(自民)

私も社会福祉審議会等々に出ておりますけれども、人材育成については数値目標を掲げ、おおむね達成できているかというような印象を受けております。ケアラー支援計画を策定してから3年が過ぎまして、次の計画に移行するそういった節目に当たり、研修を受けた人数を基準とするだけでなく、受講者が今度は育成者になるよう質を向上させていくことが必要であると思っております。
実はですね、私、お寺のお坊さんであります。そういった立場でありますけれども、これは例えば、布教という例にとると常にこういった活動、人材育成が必要なんですね。布教しないと衰退してしまうんです。教えとか伝達したいことをそのままにしておくと、どんどん縮小していってしまうというのが世の常であります。
正に人財の育成でありますけれども、受講者が今度は育成者となるような質の向上、このようなことも含めて進化させていくことが重要かと思います。是非この人財の育成に力を入れていただきたい。
また、そういったお声も各諸団体からも頂いておりますので、福祉部長に御答弁を頂きたいと思います。

A 金子直史 福祉部長

県ではこれまで、ケアラー、ヤングケアラーにとって身近な相談機関である市町村や地域包括支援センターなどの関係機関や、学校、主任児童委員、子ども食堂などの子供の居場所の運営者などを対象に、ケアラー支援について理解を深める研修を実施し、人材の育成を進めてまいりました。
また、県では出前講座を実施しており、民間企業や県民の皆様から「ケアラー、ヤングケアラー支援について知りたい、学びたい」という御希望に答えて、これまで累計で116回訪問したところでございます。
このような中から、ヤングケアラーを含む子供の居場所づくりの支援を行う人材も出てきております。
議員お話しの「受講者が育成者になるような人材の育成」、これにつきましては、ケアラー支援の担い手を増やす取組として効果的と考えます。
これまでの研修の方法や内容に、育成者を養成する要素を盛り込むなど、より一層工夫を重ね、人材の資質の向上に取り組んでまいります。

再Q 吉良英敏 議員(自民)

実は、この人材育成というのは普及啓発とも、私、連動していると思っております。先ほどお坊さんの話をしましたけれども、広めていくということはですね、人材が育成されればもう指数関数的な広がりを見せます。すなわち、社会全体の支援につながるということでございます。
そこで、先ほど子供の居場所の人材という話もありました。これもよろしいかと思います。それで、さらにはプログラム、人材育成のプログラムに育成の要素も盛り込むという話なんですが、その要素が何なのか、どういう要素なのかというのを伺いたいんです。再度、御答弁をお願いいたします。

再A 金子直史 福祉部長

研修の詳細な内容につきましては、今後詰めてまいりたいと思っておりますが、現時点では、例えば多機関・多職種連携、これはいわゆるコミュニケーション能力といったことに繋がると思います。
社会資源の活用、これは発想の仕方とかですね、こういった視点も含めて学んでいただければと思っております。
また、受講者が育成者になるには、座学だけではちょっと足りないかと思っておりますので、実践を入れて経験値を上げていくようなことも内容にうまく組み込んでいければと考えております。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

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