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掲載日:2023年10月20日
Q 水村篤弘 議員(民主フォーラム)
再選をされた大野知事は「これからの四年にむけて」という政策集に、前回選挙時の公約に引き続き、「都営大江戸線などを延伸し埼玉県内の駅につなぎ、県民の交通の利便性を向上できるよう、それぞれの進捗状況に応じた検討を進めます」と掲げています。
これまで12号線については事業性に課題があるといわれてきておりますが、県が2021年1月に行った試算では、東所沢駅周辺まで延伸した場合の費用便益比B/Cは0.95でした。国が補助金を出す目安といわれているB/Cが一を超えるところまで、あと一歩です。
前回の試算のときはコロナ禍の最中であり、また、2020年11月にところざわサクラタウンがグランドオープンしたばかりという状況でした。現在は新型コロナウイルスも5類となり、ところざわサクラタウンでも様々なイベントが開かれ、多くの来場者でにぎわっています。また、来年4月には、東所沢駅から徒歩12分の場所に約3,000人が通う小・中・高一貫校が開校して、鉄道利用者の増加が見込まれます。こうした状況を考慮してB/Cの試算を行えば、1を超えるのではないかと期待をしています。
以上を踏まえて質問は、この機会を捉えて更なる鉄道需要の創出に取り組むとともに、費用便益比B/Cの調査を行い、延伸促進に向けての動きを加速させるべきと考えますが、御見解をお伺いいたします。
A 中山貴洋 企画財政部長
東京12号線については、事業性確保に向けた方策や沿線地域の最新状況を踏まえた延伸ルートの精査など課題解決のための取組を実施しております。
令和4年度はところざわサクラタウンの現地にて来客者へのアンケートを実施し、利用者の鉄道需要を便益に取り込むための調査を実施いたしました。
令和5年度は公共用地の活用によるコスト縮減や障害物の回避などの観点から延伸ルートを精査する調査を実施しております。
また、県が主催する連絡会議と関係自治体の延伸協議会が開催する勉強会では、沿線のまちづくりなどについて地元市の交通やまちづくりの担当部署と積極的に意見交換を重ねております。
意見交換の中では、ところざわサクラタウンや来年4月に開校する学校の需要の取り込みに加え、東所沢駅南東地区など周辺地域のまちづくりによる需要創出なども議論をしております。
県としては、今後、沿線まちづくり等による更なる需要創出を地元市と連携して進めるとともに、費用便益比B/Cの算定の前提となる、議員お話の新たな需要の取り込みのほか、事業費の精査など調査を重ね、延伸に向けた取組を着実に進めてまいります。
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