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掲載日:2022年7月12日
Q 藤井健志 議員(自民)
順天堂大学附属病院の浦和美園地区への整備は、医療審議会が平成27年3月に整備計画の承認を答申し、事業が進められてきました。しかしながら、順天堂大学側の一方的な計画変更により遅れが生じ、昨年12月には同大学から病院計画変更申請書が提出されました。県は、当該申請書について医療審議に諮問したところ、1、令和9年までに800床を開設すること、2、令和4年度中から医師派遣をすることの2点について、同大学側に確認がなされ、本年4月の医療審議会にこの2点の確認事項について従う旨の回答があったところです。
そこで、知事にお伺いいたします。
まず、令和9年までの800床開設を同大学が受け入れましたが、この計画変更には基本設計、実施設計、工期など多くの変更を伴うもので、全体の計画スケジュールを示して初めて実現可能性が確認できるものであります。病院変更計画の更なる変更申請書は提出されているのか、確認をさせていただきます。
A 大野元裕 知事
令和3年12月に順天堂大学から提出された病院の整備計画の変更を医療審議会に諮問したところ、医療審議会からは、2度にわたり順天堂大学に対し開院時期の更なる前倒し及び医師派遣の早期実現についての求めがありました。
これに対し順天堂大学からは、令和4年4月に令和9年内に800床を開院すること、及び令和4年度中に医師派遣を実施することについて、書面にて回答がございました。
この回答を踏まえ、令和4年4月の医療審議会において改めて病院の整備計画の変更を諮問したところ、令和9年までに800床の病院を開院すること、令和4年度中に医師派遣を開始することなどを条件として、変更申請は適当であるとの答申を受けたことから、県としても条件付で整備計画の変更を承認したところでございます。
これを受け、順天堂大学から令和4年5月に変更後の全体の計画スケジュールを含む病院の整備計画変更申請書が提出されました。
議員御質問の病院の変更計画変更申請書という話がございましたが、整備計画の変更申請書という意味であれば、このように提出をされてございます。
変更後の計画におきましては、基本設計を令和5年1月から12月まで実施し、その後、実施設計を令和6年1月から令和7年3月まで行った後、建設工事を令和7年4月から着工、令和9年11月に開院となっております。こうしたスケジュールを前提に、現在、順天堂大学では、来年1月から開始するとされている基本設計の準備が進められているというふうに承っております。
再Q 藤井健志 議員(自民)
先ほども指摘をさせていただいたんですけれども、平らな言い方をしてしまうと、これ1回約束がほごにされている状況でございますので、しっかりと詳細な確認をしていく必要があると思うんですけれども、これ具体的な事業のスケジュールというのは示されているのでしょうか、再質問させていただきます。知事にお願いします。
再A 大野元裕 知事
先ほど申し上げました整備計画の変更申請書におきましては、変更の全体の計画が変わることにかかわるものでございますので、スケジュールにつきましては先ほど申し上げたとおり、基本設計を令和5年1月から12月まで、その後の実施設計を6年1月から令和7年3月まで行ったのち、建設工事を令和7年4月から着工し、9年11月に開院するというスケジュールが提出をされているところでございます。
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