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掲載日:2022年7月12日

令和4年6月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(藤井健志議員)

今後の観光戦略について - 観光インフラの整備について

Q   藤井健志 議員(自民)

大宮駅西口に埼玉県物産観光館「そぴあ」があり、県内の土産品を販売しております。しかし、この「そぴあ」は多くの課題を抱えていると考えております。コロナ以前から年々その売上げは減少の一途であります。しかも日曜日には閉店しております。以前、日曜休館の理由を尋ねたところ、駅から離れた場所に立地しており、日曜日に人は来ないというもので大変驚きました。そんなものが観光館と呼べるのでしょうか。
一方、さいたま市は反対口の大宮駅東口に「まるまるひがしにほん」を設置し、物産品を扱ったりしております。埼玉県が西口、さいたま市が東口、こうしたばらばらな状態は顧客目線とはほど遠く、かつ二重行政の極みともいわれております。
今、大宮では、先ほども少し触れましたけれども、駅前広場、隣接するまちづくり、そして駅機能の更なる高度化、GCS構想に取り組んでおります。この機会を捉えて新たな観光インフラを県・市一体となって検討する必要があるのではないでしょうか。
そこで、お伺いいたします。
GCS、すなわち大宮駅及び周辺のまちづくり、生まれ変わりに向けた取組を契機として、さいたま市との連携を図りながら新たな観光のインフラ設置に向けて検討するべきと考えますが、産業労働部長の御認識をお伺いいたします。

A   板東博之 産業労働部長

大宮駅は新幹線6路線、在来線7路線が乗り入れ、1日約52万人が利用する日本屈指のターミナル駅で、東日本の交通の要衝です。
現在、さいたま市は、大宮駅グランドセントラルステーション化構想により、駅前広場を中心とした交通基盤整備やまちづくり、乗換改善など、駅機能の高度化を進めております。
さらに駅周辺で、高速バスターミナルの整備を行う「バスタプロジェクト」も検討されていると伺っております。
駅の利便性や駅周辺の魅力が、今後、更に高まることが期待されるところであり、これを契機に、大宮駅を埼玉県の観光振興に積極的に活用したいと考えております。
一方で、大宮駅を利用されている方の多くは、埼玉県在住・在勤の方であることから、県外の方に向けてPRを行うためには、工夫が必要であると考えます。
氷川神社や鉄道博物館、大宮盆栽美術館などの観光資源に加えて、魅力的なショッピングやグルメを楽しむ都市型観光地としての可能性や、大宮を宿泊地として県内観光を行うなど、埼玉観光のハブ拠点となる可能性もあると考えております。
大宮駅に関する構想は長期的なものであり、構想と連動したさいたま市の観光に関する具体的検討はこれからと伺っております。
大宮駅を活用した観光振興につきましては、さいたま市に連携を働きかけ、今後の大宮駅のポテンシャルをしっかりと見極めながら、ソフト・ハードの両面から検討してまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

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議会事務局 政策調査課  

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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