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ページ番号:201430
掲載日:2024年7月4日
Q 梅澤佳一 議員(自民)
近年の気候変動の影響に伴い頻発する台風や集中豪雨により、野通川流域は道路冠水をはじめ、たびたび浸水被害に悩まされております。このような中、小林調節池は野通川流域の治水安全度向上のため、県が整備を進めている調節池であります。平成30年、令和元年には本格的な工事の着工に向け、排水機場の配置など具体的な計画について杉戸県土整備事務所が地元説明会を開催し、この説明会には私も出席したところであります。
この付近では、工事に先立ち埋蔵文化財の発掘調査が行われ、発掘では貴重な土器や土偶をはじめ数多くの文化遺産が発掘されたこともあり、開始以来多くの時間が費やされてきました。そのため、工事開始当時の計画からは変更されましたが、地元水利団体や住民の方との調整に丁寧に対処してくれたおかげで、地元調整も完了しました。今後は防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策の一環として、事業のスピードアップが望まれます。
そこで、一級河川野通川・小林調節池の現在の進捗状況と今後の見通しについて、県土整備部長に伺います。
A 北田健夫 県土整備部長
野通川の洪水調節を目的とする小林調節池は久喜市の菖蒲総合支所に隣接し、見沼代用水の北側に2つと、南側に1つの計3つの池からなる計画調節容量約68万立方メートルの調節池です。
現在の進捗状況ですが、これまでに用地買収は全て完了しており、北側の2つの池で全体の計画調節容量の26%、約18万立方メートルを暫定的に確保しています。
令和3年度は、南側の池の遮水工に着手するとともに、排水機場や越流堤、北側の2つの池をつなぐ連絡函渠などの設計を実施してまいります。
今後の見通しですが、国の「防災・減災、国土強靭化のための5か年加速化対策」を活用し、連絡函渠 や排水機場、越流堤の工事に順次着手し、小林調節池の整備を加速してまいります。
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