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ページ番号:201330
掲載日:2024年7月4日
Q 山根史子 議員(民主フォーラム)
先ほど申し上げましたとおり、思春期における性の悩みは様々ですが、なかなか人に相談できないものです。ユースクリニックのような施設があったとしても、相談に行けない若者もいると思います。また、性感染症や性暴力など相談すべき事由が発生していても、それが問題であることに気付けなかったり、病院などへ行くべきか判断できない場合もあります。そのため、私は一人でも多くの若者が性教育の教科書となるようなものに接することが重要だと考えます。
一般社団法人日本家族計画協会では、先月「♯つながるBOOK」というパンフレットを作成しました。それは性に関する高校生の率直かつ多様な疑問に寄り添った内容になっている上、悩みの内容ごとに専門の相談機関につながれるように連絡先が網羅されております。正にユースクリニックのようなパンフレットだと思いました。制作者の4名は、埼玉医科大学の助教など全員が埼玉県にまつわる方々であり、是非埼玉県としてこのパンフレットを活用していただきたいと感じました。
そこで、教育長にお伺いいたします。「♯つながるBOOK」について県立高校の生徒など多くの若者が手に取り、目を通していただけるような取組を期待いたしますが、御所見を伺います。
A 高田直芳 教育長
高校生など若者が性に関することで悩んだときに、必要な情報が得られたり、気軽に相談できたりすることが重要であると認識しております。学校における性に関する指導は、学習指導要領に基づいて児童生徒の発達の段階に応じて授業の一環として取り上げております。また、生徒によって発達の程度が異なることから、個別に生徒が抱える問題に応じて指導しております。
議員お話しのパンフレットにつきましては、養護教諭を中心として行う個別の指導や、日常の学校生活における担任等による指導の場面で活用することにより、生徒にとって必要な情報を提供できるものと考えます。
県といたしましては、小・中・高・特別支援学校の保健体育の教諭や養護教諭等を対象とした研修会において、「#つながるBOOK」について広く情報提供し、性の悩みを抱えている生徒への指導に活用するなど、性に関する指導の一層の充実に取り組んでまいります。
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