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ページ番号:201314
掲載日:2024年7月4日
Q 山根史子 議員(民主フォーラム)
大野知事は、公約の中で共生社会プロジェクトを掲げておられますが、その中に位置付けられているのが女性活躍であります。知事は「足元の県庁からしっかりと取り組んでいく」とのメッセージを県職員へ出され、ワーキングチームによる検討など様々な施策を行ってこられたと伺っております。私も、これまで女性に対する働き方の支援などについて質問してまいりましたが、女性が働きやすく活躍できる職場というのは、男女分け隔てなく全ての労働者が働きやすい職場であると思います。
大野知事は働く人々の立場を理解し、その視点を大切にされています。一方で、経営者としての経験もお持ちです。より良い労働環境の整備には、働く人の立場と経営者としての立場の双方の視点が大切です。どちらの視点もお持ちになられている大野知事の手腕に、私は大きな期待を寄せているところです。そんな大野知事が先頭に立って取り組んでいる女性が活躍できる施策の展開は、県庁内にとどまらず、民間企業への影響ももたらし得る大きな意味のあるものになるはずです。
そこで、知事へお伺いいたします。多くの女性が思い思いのキャリアを描き、望むキャリアにチャレンジできる、そのお手本となるような多彩な女性幹部が生き生きと働いている。子育てや介護などと無理なく両立して活躍できる、このような県庁にするために、これまでの取組の成果と、それを踏まえて今後どのように取り組むのかお伺いいたします。
A 大野元裕 知事
女性活躍は、私の公約である「共生社会プロジェクト」に位置付けられており、県庁からしっかりと取り組んでいく必要があると考えております。これまで、女性が働きやすい職場環境を整備するため「埼玉県女性活躍・子育て応援事業主プラン」を策定し、フレックスタイムやテレワークなど多様で柔軟な働き方を推進してまいりました。
また、女性の意欲や能力の向上のため、本人の能力や適性に応じ、若いうちから県庁全体が見渡せる部署への配置を行っているほか、随行秘書業務のように従来男性が専ら担ってきたポストにも、積極的に女性の登用を図ってきたところでございます。
その結果、県の女性管理職の割合は、「埼玉県女性活躍・子育て応援事業主プラン」の初年度である平成28年度の8.7パーセントから、令和3年度には11.8パーセントに上昇しております。
しかし、まだまだ少ないと痛感をしているところでございます。幹部職員や所属長の意識改革も重要です。昨年度、私から全職員に対し「県庁の女性活躍推進について」というメッセージを出させていただきました。それに基づき、副知事と部局長が自ら「働きやすい職場づくり宣言」を作成するなど、幹部職員から意識を変える一歩を踏み出してもらいました。
今年度は、昨年度に続き、私からのメッセージを出させていただいたことに加え、職員のキャリア意識の醸成や、上位職への昇進に対する不安解消を支援する相談制度、いわゆるメンター制度を実施します。
さらに、事業やイベントの実施に当たり、女性職員からも意見やアイデアを求めることで、女性の視点を施策に反映させるとともに、事業の検討過程に参画する機会を提供する取組も行います。
女性が活躍する職場は、誰もが働きやすい職場でもあると考えます。誰もが生き生き働き活躍できる、「日本一働きやすい埼玉県庁」を目指し、取り組んでまいります。
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