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ページ番号:200810
掲載日:2024年7月4日
Q 町田皇介 議員(民主フォーラム)
先ほど申し上げましたとおり、基本的には2回目までワクチン接種をしていただくことが望ましいわけですが、その反面、接種は任意です。
例えば基礎疾患による健康上の不安や家族の事情など様々な理由により熟慮した結果、接種はしないと判断される方もおられます。
4月にある看護師の方から相談を受けました。
その方は私的な事情もあり、ワクチン接種はしないと考えていたそうです。
しかし、病院側から示された意思確認の方法は、個人の名前が一覧で記載されたリストにチェックを入れる形となっており、誰が接種しないのか同僚に分かってしまうものでした。
そのため、働きにくくなることをおそれ、自分の意思と反して接種せざるを得なかったと伺いました。
任意ということを考えれば、個々人の意思、判断を尊重してあげる対応も必要です。
また、残念ながら、いまだに新型コロナウイルス感染者やその家族、あるいは医療従事者の方などへの差別や偏見、誹謗中傷なども見られます。
そこで、今後、職場接種なども始まりますが、ワクチン接種の有無により誹謗中傷や差別、職業上の制限など不利益を被ることがないよう、県としてもできる限りの対応を考えていただきたいと思いますが、知事に見解をお伺いします。
A 大野元裕 知事
予防接種法第九条におきましてワクチンの接種は義務ですが、罰則のない努力義務であり、強制ではありません。
最終的には、あくまでも御本人が納得した上で接種を行っていただくこととなります。
多くの県民の方に接種を受けていただけるよう、県としてはワクチンのリスクと、それを上回る有効性をホームページ等でできるだけ正確にお知らせさせていただいております。
しかしながら、副反応等への不安や基礎疾患などの事情から、接種を受けないという判断をされる方も一定数おられます。
これらの方への差別は決して許されるものではないと思います。
そこで現在、県のホームページにワクチン接種の有無による差別が決して許されないことや職場におけるいじめ、いやがらせを受けた場合の相談窓口の御案内などを掲載し、差別の防止を図っております。
また、間もなく職域接種が開始となるこのタイミングで、企業や大学、病院などにおいて無意識にも差別を行ってしまうことがないよう、県のホームページをより分かりやすくするとともに、各企業等に対する周知を積極的に実施させていただきたいと思います。
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