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掲載日:2023年12月18日
Q 辻浩司 議員(民主フォーラム)
現在、県立高校の統廃合が行われています。障害のある生徒が高校進学を希望する場合、県立高校が受皿となっている実態があります。私の知人でも、知的障害や身体障害がありますが、県立の定時制高校に進学し学んだ方はかつて何人もいました。現在、県立高校の統廃合や定時制高校数の減少によって、こういった障害のある生徒の受皿が狭くなってきているのではないかというふうに危惧しております。
また、少子化にもかかわらず、特別支援学校への進学を希望する児童生徒の増加によって、教室不足が深刻な問題となっております。その一つの要因として、これまでは障害があっても通常の学級で学んできた児童生徒が、県立高校数の減少によって入試への合格が難しくなり、結果として特別支援学校への進学を希望するようになり、生徒数の増加につながっている面もあるのではないかと推察します。
いずれにしましても、県立高校には多様な生徒の受皿となってきた性格があり、その役割を小さくすることがあってはならないと考えます。このことについて、教育長のお考えをお聞きします。
A 高田直芳 教育長
県では、県内の公立中学校卒業者数が令和11年3月までに6,000人程度減少すると見込んでいるため、高校の現状や地域バランスなどに十分配慮しながら、計画的に県立高校の再編整備を進めていく必要があると認識しております。
議員御指摘のとおり、定時制高校を始め県立高校には障害のある生徒や不登校の経験のある生徒など様々な支援が必要な生徒も在籍しており、多様な生徒の受け皿としての役割は重要であると考えております。
そこで、昨年策定いたしました第1期の再編整備計画におきましても、飯能新校には、様々な事情を抱える生徒の通学の利便性に配慮し、引き続き定時制課程を設置することといたしました。
県立高校の再編整備に当たりましては、県立高校の多様な生徒の受け皿としての役割にも十分留意した上で、引き続き丁寧な検討を進めてまいります。
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