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掲載日:2023年12月18日
環境農林委員会における審査経過の概要について、御報告申し上げます。
本委員会に付託されました案件は、議案6件であります。
以下、これらの議案に関して行われた主な論議について申し上げます。
まず、環境部関係では、第132号議案について、「さいたま緑の森博物館の指定管理者に2団体から申請があり、審査の結果は2点差であった。審査項目別に見ると、6項目中4項目について落選した団体の方が高得点であったが、選考の内容はどうなっているのか」との質疑に対し、「審査項目の中で一番配点が大きい『質の高いサービス』において、選定した団体の方が高評価であり、総合的に判断して選定した結果である」との答弁がありました。
次に、農林部関係では、第145号議案及び第146号議案について、「埼玉県農林公園及び埼玉県県民の森については、現在の指定管理者が選定されたが、現状の管理運営と比べて改善点の提案はあったのか」との質疑に対し、「両施設ともにソーシャルネットワーキングサービスを活用した魅力発信の提案があった。また、農林公園では公園内の畑で展示されている農作物の情報を二次元バーコードで提供することや県民の森では来園者の安全に配慮して巡回の回数を増やす提案があった」との答弁がありました。
このほか、第120号議案、第130号議案及び第131号議案についても活発な議論がなされました。
以上のような審査経過を踏まえ、本委員会に付託されました議案6件について採決いたしましたところ、いずれも総員をもって、原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
次に、所管事務の調査として、「県の水田フル活用ビジョンに基づく政策について」、「家畜及び家きん並びに農産物の盗難被害の現状について」及び「アライグマの防除について」質問が行われました。
その中で、「新型コロナウイルス感染症等の影響で本年度は米の民間在庫が増加しており、米価の安定が損なわれるのではないかと危惧している。主食用米と飼料用米をバランス良く取り組むことが重要であると思うが、どのような対策を考えているのか」との質問に対し、「飼料用米の取組へ誘導するため、主食用米の生産の場合と同等の収入となる国の交付金制度を活用している。ただし、飼料用米の取組を進めるだけでは、県産米の需要拡大につながらないため、本県産の主食用米については、品質向上の取組やPR活動を展開している」との答弁がありました。
次に、「さきの定例会において家畜及び家きん並びに農産物の盗難について質問したが、その後の状況や対応はどうか」との質問に対し、「それ以後も10月まで盗難事件は発生しており、警察本部、市町村及びJAなどの関係団体と連携して注意喚起等を行っている。さらに、家畜については、家畜衛生の観点から家畜保健衛生所が農家に対して消毒などの具体的な指導を行っている」との答弁がありました。
次に、「アライグマの捕獲数は増加しているが、被害は減少していないと思う。更なる方策はあるのか」との質問に対し、「繁殖を防ぐため、エサとなる庭木の果実や生ごみ、すみかになる空き家を放置しないことなど、県民の協力が大事であると考えている。そのため、市町村等の広報誌やインターネットを活用した動画配信などによる周知について検討していきたい」との答弁がありました。
なお、当面する行政課題として、農林部から「報告済みの行政報告書及び埼玉農林業・農山村振興ビジョン施策実施状況報告書の誤りについて」並びに「豚熱(CSF)の発生状況及び防疫対策について」の報告があり、種々活発な論議がなされましたことを申し添えまして、本委員会の報告を終わります。
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