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掲載日:2019年7月12日

令和元年6月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(山口京子議員)

県の広報紙「彩の国だより」の充実について

Q   山口京子   議員(自民

毎月1日に発行されている埼玉県の広報紙「彩の国だより」ですが、どれだけの人が手に取ってじっくり読んでいるのかを、改めて周りの友人たちに聞いてみました。すると、中にはお知らせのところだけをざっと目を通して捨てる。お知らせも見ないで、どうせ関係ないだろうから捨てる。広報チラシに紛れて区別がつかないなどという人もいました。市町村では、広報紙を通常、自治会を通じて全戸配布や、スーパーや公共施設に置いています。住民のほとんどは、身近な情報を得るためにしばらくは取っておくようです。
彩の国だよりの場合、御案内のとおり新聞折込みをして配布しています。そして、折込みの都合上、広報紙の大きさが決まってくるため、ほかの広報チラシと同じである今のサイズになり、紛れてしまうという状況もあるようです。220万部、せっかくの広報紙が県民の方々に必ずしもじっくり読まれていない状況が伺われるのは、誠に残念です。
また、県の広報紙はお知らせも重要ですが、県の大きな政策、事業、今後の計画、取組状況などに加え、埼玉の魅力や誇りを発信する役割も担っています。今年開催されるラグビーワールドカップや来年のオリンピック・パラリンピックへ向かう埼玉の記事、埼玉の魅力を広く県民に知らせる記事も掲載されていますが、埼玉にゆかりのある、あるいは県内の市町村を舞台にした映画やアニメの特集など、新たな切り口の特集記事を掲載することで、埼玉の魅力をもっと強く打ち出していくことも必要と考えます。県と県民をつなぐ広報紙は重要です。例えば、写真を多くし、カラー版の週刊誌のようであってもいいのではないでしょうか。
「彩の国だより」が、ほかのチラシと紛れないような工夫や、手に取ってじっくり読んでみたいと思われるような内容の充実を図ることについて、どのように取り組まれているのでしょうか。また、埼玉県の魅力を打ち出す新たな切り口の特集記事を掲載することについては、どのようにお考えでしょうか、県民生活部長にお伺いいたします。

A   矢嶋行雄   県民生活部長

「彩の国だより」は、新聞折り込みにより毎月約220万部を県内に配布しております。
このため、新聞折り込みに適したタブロイド版を採用しております。
他のチラシに紛れない工夫といたしましては、県民の目に付きやすくするため、チラシの一番上に折り込むようにしております。
また、県民の皆様により手に取っていただく工夫として、平成30年5月号から表紙に写真を大きく掲載し、県民の興味を引き付ける紙面といたしました。
じっくり読んでいただくための工夫といたしましては、原則8ページで構成された紙面を、それぞれの特徴ある四つのジャンルに分けています。
表紙の写真に関連した詳細情報を掲載する「特集記事」、県の施策を周知する「県政記事」、イベントや募集、試験情報などの「情報記事」、県の魅力を伝える「魅力発信記事」でございます。
さらに、近年増加しておりますスマートフォン利用者に対応するため、記事には「二次元コード」を載せております。
これによりまして、動画やホームページに誘導し、紙面では伝えきれないより深い情報を取得できるよう工夫しております。
「彩の国だより」には月平均で3,000件を超える御意見が寄せられております。
「写真やイラストが多くてよい」「二次元コードの動画で見た場所に子供を連れて行きたい」など、肯定的な御意見が約9割を占めています。
一方で、「イベント情報には地図を添えてほしい」「高齢者向けのお出かけ情報をもっと載せてほしい」といった御要望もいただいております。
そうした県民の皆様からの貴重な「声」を生かしながら、今後とも、注目していただける、充実した紙面づくりに取り組んでまいります。
次に、県の魅力を打ち出す新たな切り口の特集についてでございますが、直近の「彩の国だより」6月号では、裏表紙の「魅力発信記事」で狭山茶の新しい味わい方を紹介いたしました。
具体的には、パスタをお茶のソースであえた料理や、お茶を炭酸で割ったドリンク、抹茶やほうじ茶のジェラートなど、埼玉県が誇る「狭山茶」の魅力を違った視点で発信をいたしました。
また、例えば、加須市にある、栃木県、群馬県との県境を「三つの県が三歩で回れる」といったフレーズで取り上げることも、県の魅力発信につながると考えております。
今後とも、こうした意外な場所を新たな観光スポットとして取り上げるなど、県の魅力を感じていただける紙面づくりに努めてまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。

お問い合わせ

議会事務局 政策調査課 広報担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

ファックス:048-830-4923

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