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掲載日:2019年7月12日
Q 山口京子 議員(自民)
平成23年6月、県立小児医療センターのさいたま新都心への移転が上田知事と清水さいたま市長の二人により、突然新聞発表されました。旧小児医療センターは、さいたま市と蓮田市の行政境にありましたが、重度の病気を持つ子供たちとその家族、そして地元住民に与えてきた恩恵は計り知れません。私の地元蓮田市にとっては唯一の県の医療施設でしたし、たくさんの子供たちの命を助ける医療機関であり、大切な施設で地元の誇りでもありました。命のために蓮田市やその周辺に家を買って、引っ越してきた家族も多くいたようです。重度の病気のため、いつ、いかなる時も気が休まることなく、容体が急変すれば医療行為をすぐさま受ける必要があり、その方たちの移転反対の声は悲痛でした。
その後、その患者さんたちのために一部機能を残すということで、医療型障害児入所施設のカリヨンの杜の開設ができました。それは良かったと思います。しかし、関係議会にも存続の請願や、また意見書が出されたり、反対のデモ行進が行われたりして、県民にとって関心が高い事案でした。そして、同時にその跡地について今関心が高まっています。
そこで伺います。まず、旧小児医療センター跡地の活用について、現在の検討状況はいかがでしょうか。あわせて、蓮田市の敷地に職員公舎が残っていますが、その利用についてはどのように検討しているのでしょうか。
以上、病院事業管理者に伺います。
A 岩中 督 病院事業管理者
まず、跡地活用の現在の検討状況についてです。
小児医療センターの跡地については、現在、建物解体工事を行っており、来年3月に終了する予定でございます。
建物解体後の利活用方策については、秋頃を目途に利活用の一定の方向性が示せるように庁内で検討を進めているところです。
例えば、近年、高齢ドライバーによる交通事故防止対策が課題となっていることから、高齢者向けの交通安全運転教育のための施設を中心に、福祉・医療・介護など「健康」をテーマとした施設なども案として挙がっております。
急増する高齢者への対応など社会的ニーズの高い分野に活用されるようになればよいと考えております。
次に、職員公舎が残っているが、その利用についてはどのように検討しているかについてです。
職員公舎は庁内や地元市に利活用の意見照会をさせていただいております。
例えば、蓮田市からは敷地の一部を社会福祉法人による障害者支援施設などで利用したいとのお話をいただきました。
具体的な計画はお示しいただいておらず、また、費用面などで調整が難しい部分もありますが、引き続き地域において役立つ利用方法について幅広く検討してまいります。
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