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掲載日:2019年7月12日
Q 萩原一寿 議員(公明)
いよいよ、世紀の祭典である東京オリンピック・パラリンピック開催まであと1年余りとなりました。聖火リレーの詳細も発表されるなど、その機運も徐々に上がってきたと思います。国内居住者向け観戦チケットの抽せん申込みの結果が今月20日に発表され、来月2日までに購入となります。
私は、平成26年12月定例会で、東京オリンピックにおけるバスケットボール種目の招致と、小中学生のために優先的に席を確保すべきとの質問をいたしました。それは、世界一流の競技を目の当たりにすることによって、それが子供たちの心の中に刻まれるものは大きいと考えるからであります。会場での観戦を通じてスポーツのすばらしさ、ボランティアマインドや障害者理解、日本人としての自覚と誇り、豊かな国際感覚などが育成されることが期待できるからであります。
そこで質問です。県内の児童生徒を対象に、東京オリンピック・パラリンピックの観戦機会を積極的につくるべきと考えますが、県民生活部長に御見解を伺います。
その上で、子供たちが安全に観戦するためには、十分な暑さ対策に努める必要があります。さらに、引率者に対するチケットの確保などが重要です。以上のような課題に解決のめどが立たなければ、観戦する競技の選択もチケットを確定することも困難です。その点も併せて、県民生活部長に御見解を伺います。
A 矢嶋行雄 県民生活部長
まず、県内の児童や生徒への観戦機会の確保についてでございます。
県ではこれまでも、児童や生徒にチケットが優先的に配分されるよう、組織委員会に要望をしてまいりました。
そうしたところ、今般、組織委員会は一般チケットとは別に学校連携観戦チケットを販売することを決定いたしました。
これは小・中・高校や特別支援学校などの児童・生徒を対象に販売するもので、全国で100万枚以上用意されております。
1枚当りの価格も一般的なチケットと比べて2,020円以下と手ごろな値段でございます。
現在、各都道府県への配分枚数は不明でございますが、競技会場のある本県には優先して配分するよう組織委員会に強く要請しております。
県としては市町村など学校設置者の意向を確認しながら、多くの児童生徒が観戦機会を得られるよう取り組んでまいります。
次に、子供たちが安全に観戦するための、十分な暑さ対策や引率者のチケット確保についてでございます。
子供たちは体調悪化を訴えられない場合も多く、大人に比べ熱中症のリスクがございます。
そこで、市町村や学校などを通じて、うちわの携行や帽子の着用、水分の補給など、子供たちが身を守る対策をとるよう十分注意を促します。
また、学校連携観戦チケットでは、会場への交通手段は原則として公共交通機関に限られております。
このため子供達が安全に会場に行き安心して観戦するには、日常的に児童・生徒を指導する担任教員等の引率が不可欠でございます。
県としてはこうした点に配慮し、引率者のチケットにつきましても確保するよう組織委員会に積極的に働きかけてまいります。
学校連携プログラムの実施に当たりましては、児童生徒の安全確保を最優先に、暑さ対策を始めとする様々な課題にしっかりと対応してまいります。
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