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掲載日:2019年9月12日
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NPO法人アミィプラネッツの活動現場を訪問しました。
アミィプラネッツは、舞台芸術活動を通じた芸術振興と子どもたちの健全育成を目指して平成23年に設立されました。広く一般から出演者を募って定期的にミュージカルの公演を行うほか、近年は、知的障がい者と健常者の共演によるチャリティー・ミュージカルの上演も行っています。
代表理事としてメンバーを率いる中山眞弓さんは宝塚歌劇団の出身で、在団中は星組の男役ダンサーとして活躍されました。中山さんが退団後に川越市内に立ち上げたダンススタジオ「ミュージカルカンパニーすてっぷ1」において、週に3日、主に子どもたちを対象にクラシックバレエやジャスダンス、演劇などを指導しています。
訪問した日は、次回上演する「ハムレット」の練習を行っていました。夜7時を回ると、学校や仕事を終えたメンバーが次々と集まってきて、中山さんの掛け声で次々とストレッチや公演場面の練習を行います。当日は子どもたちを中心に15名ほどのメンバーが集まりました。
スタジオに足を踏み入れると、子どもたちが駆け寄ってきて、キラキラした表情であいさつと自己紹介をしてくれました。ちょっとした休憩時間にも、ひとりが歌を歌い出すと、他のメンバーも一緒に歌い出して突然舞台の一場面が始まるなど、みんな歌や演劇が楽しくて仕方ないという様子です。また、まだ加入してまもない年下の子どもたちが戸惑っていると、それに気付いた年上の子どもたちがそばに行って一緒に踊ったりするなど、和気あいあいとした雰囲気が伝わってきました。
アミィプラネッツには、これまでに4名の宝塚歌劇団への入団者を出した実績があります。中山さんのレッスンはプロを輩出するほど本格的ですが、かけ声はいつも優しく、メンバーひとりひとりの個性や自主性を大切にした指導です。レッスンの最初から最後まで、全員がのびのびとして笑顔だったのがとても印象的でした。
中山さんが活動を行う上で一番大切にしているのは、性別や年齢、障がいの有無に関係なく、誰でも舞台に立てて仲間になれる「みんながいっしょの舞台」を作り上げることだそうです。
上演実績のある障がいのある方々との共演舞台に加え、今後は、引きこもりや不登校の子どもたち、お年寄りも巻き込んで活動の場を広げていきたいと展望を語ってくださいました。
アミィプラネッツは毎年公演を行っています。
年齢を問わず、また障がいの有無に関わらず、必ずみんなが一緒に作品を作って出演します。舞台に立つ事で自信を持ち、色々な人との関わりを通じてコミュニケーション能力を高めることができます。初めての方も、将来プロの舞台人を目指している方も、一緒に楽しくお稽古をしています。
訪問日:平成31年3月15日
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