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掲載日:2023年12月14日
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あゆみ福祉会は鶴ヶ島市や坂戸市で、グループホーム施設を含め8つもの事業所を持ち、幅広い福祉事業を行うNPO法人です。
今回はグループホーム事業を行う「ありがとホーム」、障害児通所支援事業所の「あゆみ」及び「なかよし」を訪問しました。
あゆみ福祉会は平成13年のグループホーム事業開設から始まった歴史ある法人です。グループホーム入居者に対する個別的な支援が必要ということで居宅介護事業も始め、その後、地域で何が足りないかを考え、指定特定相談支援事業や障害児通所支援事業、生活介護事業を行うようになったと伺っています。
また、80名以上の職員がおり、働き方についても重要視しています。各事業の管理者に女性を多く登用し、個人個人に合わせた勤務形態を導入していることなどから、県の「多様な働き方実践企業」に認定されています。
さらに、定年を廃止し、高齢者の割合も多いことから「シニア活躍推進宣言企業」としても認定されています。
あゆみ福祉会は、精神・知的・身体に障がいをお持ちの方を対象に、計6つのグループホームを経営しています。
そのうち5つは各部屋にバス・トイレ・キッチンが整備され、鍵付きでプライバシーの保護を優先したアパート型のものです。休日には帰省したりヘルパーと出かけたりすることができるそうです。
残りの1つは、入居者の安全性の確保を優先した共同生活型のものです。日常的に介護を必要とする方への対応として、全フロアがバリアフリーになっているほか、職員の目が行き届くように配慮されています。
今回は共同生活型の「ありがとホーム」を訪問しました。共同スペースにはオープンキッチンがあり、職員が料理をしながら入居者を見ることができるようになっていました。また、キッチンの周りはガラス張りになっており、調理時に入居者が誤って火に触れて怪我をしないようにという気遣いが見受けられました。
入居者を第一に考え、安全性やプライバシー等の要望に応じたサービスを提供できるのがあゆみ福祉会の強みなのではないでしょうか。
あゆみ福祉会では子どもの性格等に応じて多様なサービスを提供できるように「あゆみ」、「なかよし」の2ヶ所を設置しています。
学校や家以外でのコミュニケーション、社会のルールの勉強をしているほか、外部の講師を招き、音楽教育や、美術等の活動をしています。中でも、創作活動そのものを楽しみ、創作するプロセスを評価する、「臨床美術」を取り入れている事業所は他にないそうです。
今回は活動の様子を見ることはできませんでしたが、事業所内に飾ってあるたくさんの子どもの作品から、にぎやかな活動の様子が目に浮かびました。子ども達も音楽や美術を楽しみにしながら事業所に来ているのではないでしょうか。
(画像はあゆみ福祉会のHPから)
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