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掲載日:2021年3月24日

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4月1日以降の段階的緩和措置等に関する知事発言内容(3月24日)(テキスト版)

 皆さんお疲れ様でございます。

 本日、1都3県によるテレビ会議並びに、先ほど県の対策本部会議を書面で開催をさせていただきました。本日は、今後につきましてご報告をさせていただきます。まず先ほどの対策本部会議でございますけれども、書面におきまして、これまでと同様の措置、つまり、4つの方針で対策を行っていくということについて、決定をさせていただきました。4月21日までの間になりますけれども、対策を継続をすることとなります。その対策ですが、1番目は「攻める」であります。積極的な介入、そして関与を行って参ります。感染の防止策として、事業所に二酸化炭素の濃度測定器や、パーテーションなどを設置をさせてしていただくと、そのための補助についても予算として、今議会に提出をさせていただいているところでございます。

 ただPCR等の検査につきましては、本県はピーク時においても、陽性率は、継続して低いままでありましたけども、さらに検査を拡充してまいります。同時に、先月20日から街頭モニタリングを開始をさせていただきましたが、感染拡大の予兆なども、できるだけ早期に発見できるようにいたします。そして次以降は感染拡大の防止ですけれども、クラスター対策として引き続き、これまで埼玉県が徹底的に徹底して力を入れて参りました。高齢者福祉施設への対策を重点的に取り組んで参ります。またCOVMAT、あるいはeMATなどの支援によって、感染の連鎖を可能な限り早期に、最小限にとどめて参ります。最後は変異株の対策として、現在一般PCRの約9割の検査件数になっている認可検査機関での変異株PCRを担っていただけるようにしたいと思っています。またPCRで変異株が検出されたとしても、それを追っていかなければいけませんので、本県は厳しい状況の中での疫学調査を続けて参りましたが、これを引き続き行って参ります。

 2番目の「守る」でありますけれども、着実に安定的に行うべき取り組みとして、特に本県の場合、コロナ禍でも、DVが前年に比べて相談ベースで大幅に増加をしています。コロナ禍における動向を注視し、早期に目を摘むなど的確な対応を行っていきたいと思います。また、誹謗中傷、風評被害、さらには不当表示などについても、すぐに心配事が相談できる体制づくりを引き続き強化をして参ります。また、中でも最も大切な柱の一つである病床及び宿泊施設の確保を継続的に続けて参ります。

 3番目は「連携する」になります。残念ながら埼玉県だけの取組だけではできないことは、国に要請し協調することが必要であります。ワクチンの確保は、特措法上も国の役割であり、しっかりとお願いをして参ります。また変異株の対策として、PCRの変異株検査についても、国に民間機関における検査を依頼をする。また、迅速かつ、確実な財政支援については、これは単独だけではなく、先ほど行われました1都3県の枠組み、あるいは知事会の枠組みを利用して行って参ります。これらの3つの対策を4月1日以降も埼玉県は行っていきます。

 その上で、4番目ですが、県民、事業者の皆様にお願いをさせていただきたいのは、基礎的な対応から始まりますが、特にお願いしたい、まずは、行為といたしまして、会話の時はマスクをお願いをいたします。ここのところ増えている昼飲み、昼カラの陽性者が増えています。ここでは長時間を避けていただきたいと思います。そして、飲食、会食については、大規模なことはお止めいただきたい、少人数、短時間でお願いをいたします。この3つを中心としてお願いをいたします。 また、避けていただきたい場所であります。例えば、4人を超える会食や飲み会の場、共同シャワー室、高齢者基礎疾患を有する方と近距離で接する場などをお示しをいたします。

 また、事業者の皆様に対しては、引き続きのお願いになりますが、感染防止対策の徹底をお願いをしたい。また、営業時間については引き続き、4月21日まで夜9時までの営業とをしていただきたいと思っております。緊急事態宣言の段階的措置につきましては、1ヶ月程度の期間が必要と、当初からしておりましたが、これは行政の年度代わりという都合で、3月31日で当面の期間として、3月31日を設定いたしましたけども、4月1日以降についてもこれらを行うということで、あるいはその営業時間の短縮を要請するということで今日の会議で決めさせていただきました。

 改めて申し上げますが、営業時間については、引き続き午前5時から午後9時まで、酒類の提供時間は、午前11時から午後8時までといたします。また、イベントの取り扱いにつきましてもこれまでと同様であり、人数と収容率は国が示す目安までで、期間は4月18日とございます。これらについてしっかりと対応していくためには、効果的な広報が必要であります。要するに、これらの4つ目の柱のうちの1つとして、今日、1都3県の会議を行わせていただいて、これらを効果的に進めるために、リバウンド期間として対応していくということが合意をされました。

 次に、改めて県民の皆様へのお願いでございます。NTTドコモが公表しているデータによると、昨日の大宮駅西口の人の流れは、コロナ禍以前よりは数パーセント程度減少していますが、前回の緊急事態宣言よりは、約30パーセント増加をしています。引き続き、不要不急の外出や県境をまたぐ移動の自粛については、24条9項、法律に基づきお願いを申し上げます。また、事業者の皆様へのお願いの裏になりますけれども、県民の皆様におかれては、感染症対策が十分にとられてない施設の利用や営業時間の短縮を要請している、県内の飲食店等の午後9時以降の利用については、避けていただきたいと思います。今まさに、お花見、あるいは歓送迎会の時期であります。本来は春が訪れ、1つの区切りがつく時期において、皆さんとともにそれを祝う、あるいはお礼の気持ちを表すのは喜ばしいことであります。ただ今年は、大変残念ではありますけれども飲食を伴う花見、歓送迎会等はお控えをいただけるようお願いをいたします。今年の花見は、花を歩いて眺め、食事はご自宅に帰ってお願いをいたします。そして繰り返しになりますけれども、マスク、手洗い、アルコール消毒、あるいは換気、3密の回避など、基本的な感染防止対策の徹底をお願いいたします。皆様の行動が愛する人を守ります。

 これまでの感染拡大の防止へのご協力を無にしないためにも、改めて「うつさない本気」を皆様にお願い申し上げます。先日21日をもって、緊急事態宣言が解除されましたが、新型コロナウイルスの脅威が去ったわけではありません。新規陽性者数はピーク時に比べれば減少はしているものの、このところ減少どころか、リバウンドの兆候さえ見せています。歓送迎会、花見等で密ができ、マスクをしないで飲食ということになれば、感染拡大が顕著になっていく可能性は否定できません。さらに変異株の懸念、ワクチン接種と合わせた二重の医療機関の負担、これらもあります。ぜひ、大変心苦しいお願いにはなりますけれども、改めて、県民の皆様には、人の命を守るための協力にご参画をいただけるよう、お願いをいたします。

 私からは以上であります。

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