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掲載日:2021年3月12日

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ワクチンの分配等に関する知事発言内容(3月12日)(テキスト版)

   私の方から4点ほど、まず御報告をさせていただきたいと思います。まずは高齢者の皆様に対する新型コロナウイルスワクチンの埼玉県における分配についてであります。4月5日の週から、段階的に市町村に分配をさせていただくことになりますが、準備ができたところからその分配されたワクチンを利用して、接種を開始していただくことになります。(分配が)ちょっとわかりにくいので、先に4月26日の週の一番最後からいきますけども、4月26日の週には、国から各市町村63市町村に対して、1回目接種と2回目接種を合わせて1箱分、つまり、485人分が63市町村にいきます。それ以外、これとは全く別にですけれども、4月5日の週、12日の週、19日の週と合わせて11ケース分になります。これ11ケースというのはどういうことかというと、11掛ける2、第1回目の接種分と第2回目の接種になりまして、それぞれ975人分で、1箱になりますけれども、4月5日の週にはさいたま市、4月12日の週には川口、和光、本庄、戸田、寄居町になります。そして、4月19日の週になりますが、ふじみ野、川越、三郷、所沢、毛呂山ということになります。接種の対象につきましては、それぞれ配布を受けた市、町で御検討いただくことになりますが、例えば病院における接種、集団接種会場での接種、あるいは診療所への小分け、施設における接種など、本格的な接種が開始される前に、試行的な接種として御活用いただきたいと思っています。さて、この市町村への分け方でありますけれども、単純に人口規模を反映するのではなく、今回は高齢者向けの優先接種でありますので、高齢者の人口比率を勘案をして、まずは9市と2町村に分配することといたしました。その9市と2町村の中での分け方でありますけれども、客観的な2つの指標により分配先を決定をいたしました。今後、高齢者全員への接種になることから、まず、高齢者の人口規模を半分、50点、そして第三波における高齢者人口に占める陽性者の割合、これを半分ずつ反映をさせるため、このようなパネルでの計算式で算定をし、その数値の大きい市、町を上から分配先とさせていただきました。本来であれば、それぞれの市町村にすべて分配をできればいいわけですけれども、残念ながら、先ほどの26日の各市町村分に1ケースずつは別としてですね、そこにも足りない、わずか11箱をということになりますので、それを今回はこのようなかたちで配布をさせていただいたものであります。一刻も早くですね、国においてワクチンを確保していただいて、すべての市町村において円滑な接種につながることを、県としては希望しているところであります。
   次に埼玉県の感染防止対策協力金について、御説明をさせていただきます。まずは、人の命を守る時間短縮に多くの事業者に御協力をいただいてまいりました。現時点で既に延べ6万件以上の店舗、事業者について、確認を現地でさせていただき、98.9パーセントから御協力をいただいております。改めて命を守る取組に対する飲食店事業者の皆様の御協力に心より感謝を申し上げるものであります。さて、この2月8日から3月7日までの営業時間短縮要請に御協力をいただいた事業者の方には、第5期協力金として、3月7日で1度、期(5期)が終わりましたけれども、その翌日、3月8日から申請の受付を開始いたしました。申請初日で5,650店から申請があり、昨日付で29店舗に支給をし、本日付31店舗、それぞれ4,872万円、あるいは5,208万円を既に支給を開始したところであります。できるだけ早期に協力金がお手元に届くよう迅速な審査に努めているところであります。またその前ですが、1月12日から2月7日までを対象とする協力金、これは第4期と我々言っていますが、そこにつきましても、期間終了翌日の2月8日から、申請を受け付けておりますけれども、一部の自治体に関する報道では、この4期について、協力金の支給は4パーセント程度に止まっている、こういう報道もありますけれども、埼玉県では迅速に支給を行っており、既に現在までの支給割合は30パーセント以上、額にして、110億円規模が支給をされております。このとおり、協力金も可能な限り早急に支給させていただいておりますので、関係する事業者の皆様には、再度延期をした、現在ですね、3月21日までの期における時短要請についても引き続き、我々も迅速に支給できるよう努めてまいりますので、御協力をお願い申し上げます。
   次に、本県の感染動向でありますけれども、今週確認された日ごとの新規陽性者数は、大変残念なことに、前の週の新規陽性者数を全て上回っているという状況であります。また、実行再生産数についても、それに従いまして、1を超える日が継続しており、下げ止まりと前回申し上げましたが、下げ止まりどころかリバウンドの兆候すら示しております。3月21日に緊急事態宣言を終わらせることができるよう、我々から政府に対して要請が可能となるよう、特に明日、明後日、土日については県民の皆様に対して、不要不急の外出の自粛をお願いしたいと思っております。まず、不要不急の外出自粛ですけれども、県内の主要駅における人出は、昼間は特に、前回緊急事態宣言時と比較しても、残念ながら多い状況であります。夜間だけではなくて昼についても、不要不急の外出自粛にお願いを申し上げるとともに、基本的な感染防止対策、マスク、手洗い、アルコール消毒、換気、3密の回避などは、引き続き徹底してお願いをしたいと思っています。ちなみに、(パネル3枚目を指して)これは大宮駅周辺における土日の人口の増減の様子ですけれども、土曜日と日曜日だけですけれども、一般論でいうところ、上の方が土曜日で、下が日曜日なんですが、前回の、ここですね、前回の状況を基準としますと、大宮駅における土曜日と日曜日の人出については、残念ながら前回を大きく上回る状況にあります。このような状況ではやはり、中々人が減らない、陽性者が減らないという状況になってるのかもしれません。次に、今年度卒業を迎えられる方々には大変心苦しい限りでありますけれども、重症者あるいは非常にリスクが高い高齢者、こういったところの方を思っていただき、卒業旅行については控えていただきたいと思います。また、謝恩会、歓送迎会等、感謝を伝える行事は大切だと思いますけれども、手紙を送るなど、飲食を伴わなくても感謝ができると思います。今年に関しては是非、大規模な会食は控えていただきたいと思います。これから本格的な春を迎えることになります。桜も開花し、お花見の時期になりますけれども、今年は静かに美しい花を愛でていただきたいと思います。また、飲食の際には昼夜を問わず、「マスク飲食」、「黙食」、「個食」、そして「静美食」、「ランチの時もマスク」、お願いをしておりますけども、徹底をお願いいたします。また、最近では、ほぼ毎日のようにカラオケ店を利用されている方の感染が、確認されております。高齢者の感染経路として、県としても強く懸念をしているところであります。新年度の予算には、二酸化炭素の検出装置等の補助、つまり換気を促すものですけれども、盛り込んでいますけれども、換気や社会的距離は特に御注意をいただき、フェイスガードではなく、フェイスマスクではなく、マスクを御着用いただきたいと思っています。今、御友人や愛する方に「会わないのも愛情」であります。また、お一人お一人が「うつさない本気」というのもお見せいただく時だと私は思います。一刻も早く経済活動を再開し、あるいは御家族が普通に会える生活を取り戻すためにも、県民、事業者の皆様の今一歩の御協力をお願いいたします。
   最後にPRでありますけれども、埼玉県は埼玉に関わる全ての皆様とともに、埼玉県を全国に発信していくため、「埼玉150周年記念プロジェクト」を展開をさせていただいております。本日3月12日から、「埼玉150周年記念ピンバッチ」が販売されます。もう既にお気付きかと思いますけれども、ここ(原稿)にも書いてありますが、「指で示す」と書いてありますが、私も胸に付けております。是非、皆様も御購入をいただくとともに、埼玉150周年を盛り上げていただけるようお願いを申し上げます。私からは以上です。

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知事直轄 報道長  

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎1階

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