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掲載日:2024年9月1日

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先端関連製品等実証フィールド整備事業

当センターでは、「先端関連製品等実証フィールド整備事業」により、機器整備を行い、平成30年4月から機器利用を開始しました。
医療、ロボット、航空などの、先端産業分野において研究開発された製品、試作品等の実証試験を行うためのフィールドを当センター内に整備し、実用化に向けた信頼性の評価・実証をワンストップで対応できる体制を構築するものです。

新たに「人工気候室」を導入しました。

「人工気候室」は、「人工気象室」と「減圧恒温恒湿槽」の2つの機能を同時に利用する事ができます。

人工気象室

装置写真 人工気象室
メーカー名
型番等
エスペック株式会社
TBE-10E45W6PT2R
装置概要

・本装置では、装置内の環境条件(温度、湿度、雨、雪、日射)を自由に設定することができます。

・"灼熱の砂漠"から"極寒の北極"まで、地球上の様々な気象条件を、装置内に再現することが可能であり、 過酷な環境下で

使用される製品の性能・耐久性評価に活用できます。
・室内寸法が大きく、自動車用部品や航空機用部品、産業用ロボットなどの大型製品にも対応できます。

主な仕様

【温湿度制御範囲】

tbe-10e45w6pt2r

【試験室内寸法】幅5,500×奥行3,500×高さ2,500mm(高さに天井灯含まず)

【最大試料重量】2,000kg

【温度範囲】       -40~+120℃(+10℃以下では連続4hでデフロスト実施)

【湿度範囲】       10~95%RH (at+10~+80℃)

【赤外線照射装置】可動搬入式 (250W×25灯、合計6.25kW)

       照射距離                 1,000mm

       制御方式                 ブラックパネルの温度信号による照射出力制御

       制御ポイント          照射面中央1点(ブラックパネル表面温度)

       温度設定可能範囲   +40~+105℃(試験室温+20℃、at+25~+80℃)

       動作インターロックあり(試験室動作中のみ照射可)

【降雨装置】試験室運転可能範囲    0~+50℃

       水温設定範囲   +5~+35℃(室温=水温)

       降雨量              3段階(ノズル切替) 小50~100mm/h、中101~150mm/h、大151~200mm/h

       降雨粒径          0.1mm~3mm

       降雨範囲          3.0㎡(W1.5×2.0)

       降雨時間          14分~200分(タンク容量500L)

【降雪装置】試験室運転可能範囲  -30~-5℃(-20℃以下推奨)

       降雪面積          1㎡

       降雪方法          2流体スプレー散水

       最大降雪量       30mm/h(at -20℃、降雪面積1㎡)

       降雪時間          連続運転のみ・最大3h(ただし環境によりこれより短くなる場合があります)

       注意事項          降雪終了後にはノズルから排水、空調機のデフロストがあり、積雪量の維持はできません。

【ケーブル孔】Φ50mm×1, Φ100mm×1

活用事例

自動車関連部品、航空機関連部品、ドローンなどを評価できます。

人工気象室を活用した試験事例はこちらから

設置場所 埼玉県産業技術総合センター本所(川口市)
お問合せ先 埼玉県産業技術総合センター  材料技術・事業化支援室  材料技術担当
電話  048-265-1369
ファックス  048-265-1334

減圧恒温恒湿槽

装置写真 減圧恒温恒湿層
メーカー名
型番等
エスペック株式会社
MZH-33S-H
装置概要 ・本装置は、航空機の飛行高度である上空16,000mに相当する低圧環境を再現することができます。
・航空機用部品やドローン、山間部などの高地で利用が想定されるモバイル機器等の性能・耐久性評価試験に活用できます。
・航空機が雲に突入した際の、機体の凍りつきを再現する着氷試験を実施することが可能です。
主な仕様

【温湿度制御範囲(左:大気圧下、右:69.7kPa)】

mzh-33s-h_1 mzh-33s-h_2

【圧力範囲】101.3~10.7kPa (高度 0~16,000m 相当)
【温度範囲】-30~100℃
【湿度範囲】20~95%(大気圧下) 

                     20~85%(69.7kPa)
【着氷試験】圧力11.6kPa、温度25~35℃にて、湿度95%以上の試験可能
【試験槽内寸法(幅×奥行×高さ)】1,500×2,000×1,500mm

【耐荷重】450kg (150kg/㎡)

【ケーブル孔】Φ50mm×2

活用事例 高度16,000m程度の低圧、高温、低温環境下で使用される航空関連機器・部品などを評価できます。
設置場所 埼玉県産業技術総合センター本所(川口市)
お問合せ先 埼玉県産業技術総合センター  材料技術・事業化支援室  材料技術担当
電話  048-265-1369
ファックス  048-265-1334

新たに「大型複合サイクル試験機」を導入しました。

大型複合サイクル試験機(大型塩水噴霧試験機)

装置写真 大型複合サイクル試験機
メーカー名
型番等
スガ試験機株式会社
CYP-160Z
装置概要

・本装置は、製品、材料が曝されるざまざまな自然環境を再現し、屋外暴露との相関性、促進性に優れる複合サイクル

試験を行う事ができ、大型の試験槽により、比較的大きい試料を試験する事ができます。
・塩水噴霧サイクルのみを実施することにより、大型製品の塩水噴霧試験も可能です。

主な仕様 【試験サイクル】塩水噴霧、乾燥、湿潤、外気導入の試験状態を設定可能
【試験槽内寸法(幅×奥行×高さ)】1,600×1,000×500mm
【試験槽耐荷重】200kg
活用事例 航空機部品、自動車部品等のめっき、塗装の耐食性を評価できます。
設置場所 埼玉県産業技術総合センター本所(川口市)
お問合せ先 埼玉県産業技術総合センター  材料技術・事業化支援室  材料技術担当
電話  048-265-1369
ファックス  048-265-1334

新たに「キセノンランプ式耐候性試験機」を導入しました。

キセノンランプ式耐候性試験機

装置写真 キセノン
メーカー名
型番等
岩崎電気株式会社
XER-W75
装置概要 ・本装置は、人工の太陽光により、塗料、プラスチック等の劣化状況を試験する装置です。
主な仕様

【ランプ】   7.5kWキセノンアークランプ
【試験方法】連続照射及び照射・暗黒・結露サイクルの各組合せ(照射時に水噴霧も可能)
【放射照度】48~200W/m²
【試料枚数】51枚(70×150mm)
【温度制御】照射時:45~95℃(但し放射照度による)
                     暗黒時:20~70℃

活用事例 航空機部品、自動車部品等の塗料、プラスチックの促進耐候性試験が可能です。
設置場所 埼玉県産業技術総合センター本所(川口市)
お問合せ先 埼玉県産業技術総合センター  材料技術・事業化支援室  材料技術担当
電話  048-265-1369
ファックス  048-265-1334

新たに「低湿恒温恒湿槽」を導入しました。

低湿恒温恒湿槽

装置写真 低湿恒温恒湿槽
メーカー名
型番等
エスペック株式会社
PDR-4J
装置概要

・本装置は槽内の温度と湿度をコントロールし、任意の組み合わせで試験をする装置です。
・人工気候室や通常の恒温恒湿槽では不可能な、低温かつ低湿(5℃-5%RH)も再現可能です。

・低温・低湿環境下では静電気が容易に発生するため、静電気が製品へ与える影響を評価する事ができます。

主な仕様

【温湿度制御範囲】                                                         【温湿度制御範囲(プログラム運転可否)】

pdr-4j pdr-4j-2

【温度範囲】-20~100℃

【湿度範囲】5~95%RH

【試験槽内寸法(幅×奥行×高さ)】1,000×800×1,000mm

【耐荷重】70kg

【ケーブル孔】Φ50mm×1

活用事例 静電気の影響を受けやすい電子機器や精密機器の耐久性試験、プリンタの用紙づまり評価などが可能です。
設置場所 埼玉県産業技術総合センター本所(川口市)
お問合せ先 埼玉県産業技術総合センター  材料技術・事業化支援室  材料技術担当
電話  048-265-1369
ファックス  048-265-1334

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