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掲載日:2024年10月17日
Q 横川雅也 議員(自民)
近年、私立と県立高校との学校施設環境の格差や大学進学を見据えた際の学校のフォローアップ体制、また学校そのものの特色など、県立高校においては様々な面で私立高校と比較され、改善を求める声も各方面から聞かれるようになりました。
こうした状況は埼玉のみならず他県でも同様で、他県においても県立高校の在り方を見直し、教育における基本的な考え方や施策展開の方向性を示した将来構想や基本方針に沿って具体的な策を講じながら、課題解消に努めているようです。
私も埼玉県の「魅力ある県立学校づくりの方針」を見てみましたが、全くピンと来ません。というのも、方針に基づいた様々な取組が記されていますが、そのことが生徒や保護者にとっての魅力や特色として理解されていない、届いていないと感じるからです。
生徒や保護者から選ばれる高校、そして求められる特色とはどのようなものなのか、教育長の御所見をお伺いいたします。
A 高田直芳 教育長
議員お話しのとおり、私立高校では、コース別の手厚い学習指導や海外研修を取り入れたグローバル教育など、特色ある教育活動が行われております。また、充実した施設・設備を持つ学校も多くございます。
私は、県立高校が私立高校とも切磋琢磨しながら、特色ある教育を充実させなければならないと強く思っております。
選ばれる高校とは、生徒にとっては、例えば部活動で全国大会を目指したい、将来看護師や調理師になりたい、学校行事で青春を謳歌したい、勉強においても良きライバルを得てお互いに高め合いたいというように、高校生活の中で、追い求めたい何かがある、そんな高校ではないかと思います。
一方、保護者にとっては、安心して預けられる、卒業後の進路実現に向けて丁寧に指導してもらえる、そして、何よりも我が子が楽しく充実した高校生活が送れるかどうかということなのではないかと思います。
また、生徒や保護者から求められる特色とは、生徒の多様なニーズや時代の要請に的確に応えていくことであり、産業構造や社会システムが急激に変化し、求められる能力も刻々と変わり続ける現代においては、AIやロボット技術など、時代の要請に応じた教育を充実していく必要があります。
県といたしましては、時代の変化も見据え、生徒や保護者、県民の方々からの様々なニーズに応えられるよう、より一層魅力ある県立学校づくりにしっかりと取り組んでまいります。
再Q 横川雅也 議員(自民)
教育長から様々な視点も網羅して答弁いただいてよく理解はできたんですけれども、埼玉県の県立学校の特色として県立でありながら男子校、女子校がございますね。これは生徒目線とか保護者目線に立ったときに、非常に求められる特色の一つだと思うんです。
実際、私も男子校でした。入試のときに面接で聞かれたんです。「私は、本校のこの特色、独特な雰囲気が志望の理由です」。「それって何ですか」と聞かれたんですね、独特な雰囲気とは。「男子校ですから、女性がいないということで気取ることもなく、格好つけることもなく、伸び伸びと自分らしく高校生活が送れると思って志望しました」と答えたら、「よく分かりました」と言っていただきました。親は共学がいいんじゃないかとか言っていましたけれども、私にとってはそういう求めるものが特色としてあったから選考理由であったと。同じような生徒さんもいると思うんです。
ですから、今欠員が生じている学校もたくさんあるけれども、統廃合だけじゃなくてしっかりそういう特色を守りながらやっていく、これが県立学校の魅力であり、特色として残していくべきと思うんですが、その御所見を再度、そこを含めて御答弁いただきたいと思います。
再A 高田直芳 教育長
先ほど議員からお話しのありました公立の男女別学の高校があるというのは、関東地方では埼玉県、群馬県、栃木県、千葉県の4県になってまいりました。そのことは、公立高校としての大きな特色の一つだと思っております。県立高校には、様々、地域との連携の中で、設立の経緯から始まりまして、地元に育てられて、育てていただいた経緯がございます。地域の皆様にも可愛がられる高校にもなってまいりました。そうしたことも踏まえまして、より一層魅力ある県立学校づくりに努めてまいります。
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