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掲載日:2024年7月4日
Q 浅井 明 議員(自民)
DV被害者を保護する際に子供と一緒に保護となるケースも多いと聞いています。昨年度実施した県の調査によれば、被害者の2割がDVを子供に目撃されていると回答しています。子供がDVを目撃することは、いわゆる面前DVと言われ、心理的虐待に当たり、その後の成長にも大きく影響を受けると聞きます。
そこで、県民生活部長に伺います。DV被害者の子供に対しての心理的ケアの取組が必要であると考えますが、御所見を伺います。
A 真砂和敏 県民生活部長
議員お話のとおり、面前DVは子供への心理的虐待に当たり、被害を受けた子供は安心感が育まれず、暴力で問題を解決しようと考えるなど暴力の連鎖も懸念されております。県では、DV被害者が不安感を払拭して自己肯定感を高めることができるよう、民間団体に委託し、母親と子供が同時に学ぶことができる心理教育プログラムを実施しております。
子供の成長に合わせたきめ細かい内容となっており、昨年度からは、民間団体からの現場の声を受け、これまでの未就学児と小学校低学年コースの他に新たに高学年コースを設けました。
令和2年度は、17組34人が参加し、参加した母子からは「教えてもらったことを実生活で生かしたい」、あるいは「私一人だけではないと分かって安心した」などの声が寄せられております。
今後も、DV被害児童の心の傷を丁寧にケアし、健やかな成長につなげることができるよう支援の充実を図ってまいります。
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