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掲載日:2023年12月18日
Q 松澤正 議員(自民)
本県における警察官一人当たりの人口負担は、いまだ全国1位という厳しい状況にあります。こうした中、警察職員一人ひとりが県内の治安維持のため一丸となり、日々職務にまい進する姿は、非常に頼もしく感じております。
さて、そのような警察職員の皆さんが勤務する警察署についてですが、昨年度、所沢警察署と朝霞警察署の新庁舎が完成したことにより、喫緊の課題であった全ての警察署の耐震化が完了したと聞いております。また、今年度予算には老朽・狭あい化した越谷警察署庁舎の改築のほか、新設警察署の整備に必要な経費が計上されています。
一方で、警察職員が居住する独身待機寮や待機宿舎については、独身待機寮が45棟、待機宿舎が111棟の合計156棟あるとのことですが、その大半が建築後30年を経過し、老朽化も進んでいると聞いております。実際に私の地元である吉川市内にある独身待機寮も、外壁のひび割れなどによりかなり老朽化しています。独身待機寮や待機宿舎が著しく老朽化しているようでは、いざというときに危険を顧みずに現場に駆け付ける使命を負った職員のモチベーションを高めることはできません。
特に、警察学校を卒業し警察署へ配置される新任警察官は、その管轄区域内にある独身待機寮に入居しなければならないと聞いております。将来を担う優秀な人材を確保するためには、独身待機寮をはじめとする居住環境を整備し、魅力ある埼玉県警察をアピールする必要があると考えます。
そこで、全体的に老朽化が進んでいる独身待機寮や待機宿舎について、今後どのような改築、改修の計画を考えているのか、警察本部長にお伺いします。
A 高木紳一郎 警察本部長
警察宿舎の老朽化につきましては、現在、156棟ある県内の独身待機寮と待機宿舎のうち約8割が建築後30年を経過している現状であります。
このため、県警察では、埼玉県の「県有資産総合管理方針」及び県警察が平成29年度に実施した独身待機寮等の耐震診断結果を踏まえて、警察公舎の整備計画を策定し、施設の状況に応じて改築又は屋上防水などの外壁や内装の改修により、居住施設の環境改善を計画的に進めているところであります。
今年度の改築工事は、老朽化した独身待機寮1棟の工事が6月に完成し、現在は、耐震性に問題のある待機宿舎1棟の工事を進めております。また、改修工事では、待機宿舎8棟の屋上防水等を行うとともに、独身待機寮等7棟の外壁や内装工事のための調査設計を行っているところであります。
今後も、既存の施設を有効かつ長期に利用するため、計画的な改築、改修を行い、警察職員が県民の安全・安心のために業務に専心できるよう居住施設の環境改善に努めてまいります。
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