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掲載日:2020年3月31日
Q 木下博信 議員(自民)
知事選挙の公約、議員の公約と同じではありません。予算編成権を持つ人の公約です。さきの知事選での公約は、その違いを認識しての公約であったでしょうか。もしかすると、その感覚の違いが、これまでの2回の定例会における質問と答弁のすれ違い、質問者に残る違和感につながっている可能性があると感じましたので、まず伺わせていただきます。
また、これまでの答弁で、「関係者や専門家、議会と話し合って」という趣旨の答弁がありました。丁寧に議会、県民と確認作業をしていった後に、具体的施策の立案、実施に進めようとしているように感じます。しかし、知事の公約です。議会の承認は必要ですが、明確な実現の意思、目算があってのものと有権者は理解したはずです。有権者がそう理解するという認識はどうだったのでしょうか。正しく知事の公約として捉えていたのであれば、「予算編成権と執行権はあるものの、議員出身者だからこそ議会の承認、また5か年計画との整合性を考えて慎重に関係者と協議しながら進めていくのが基本であると考えている」という知事の姿勢から出ている発言であると捉えてよろしいでしょうか。就任後、2回の定例議会での答弁を伺っていて、そこが明確になっていないことが、議会の中に消化不良な違和感が残っている要因の一つであるのではと、感じるところがあるので伺わせていただきます。
A 大野元裕 知事
知事選挙の公約と議員の公約の違いについてでございます。
知事は行政の長として予算、法令などの提案や事業を執行し県政を運営する役割を、議員は予算や法令を議決することなどを通して執行機関をチェックする役割を、それぞれ担っております。
私は知事選挙に当たり、その違いを十分認識した上で私なりに埼玉県、県政を分析し、128項目にわたる知事としての公約を取りまとめさせていただきました。
次に、知事公約の有権者の受け止めについての認識でございます。
知事選挙の公約として掲げた以上、当選した際、その項目が実施される期待を有権者は認識していたと思います。
お約束した公約の実現に向けては、県民の皆様の御期待に応えられるよう、全力で取り組んでまいります。
次に、公約について県議会など関係者と協議しながら進めていくのかについてでございます。
知事公約を実現するためには、県民の皆様、そして、二元代表制の一翼を担う県議会の皆様に様々な視点から御意見を賜り、議論を交わしながら県の施策として位置付けていく必要があると考えています。
これまでも、9月には公約の取組の方向性を、11月には工程表を取りまとめて公表させていただき、関係の皆様から御意見を賜りました。
来年度には県議会の皆様にも御意見を伺いながら、県の総合計画である5か年計画にどのように反映するのかを検討してまいりたいと考えております。
知事と県議会は車の両輪によく例えられます。
より県民に身近な県議会の皆様の御意見を賜りながら、「日本一暮らしやすい埼玉県」の実現のために全力で取り組んでいくつもりでございます。
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