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掲載日:2019年7月12日
Q 永瀬秀樹 議員(自民)
JR川口駅は京浜東北線しか停まりませんが、1日平均約16万8,000人もの乗降客が利用する県南の玄関駅です。特に通勤通学時には大混雑となり、一たび事故や故障が起きれば改札への入場が制限され、駅舎内からデッキまで人があふれるのもすっかり見慣れた風景になってしまいました。混雑緩和と利用者の安全確保のため、中距離電車の川口駅停車は川口市民の悲願です。
自民党、公明党の国、県、市の県議団、市議団、さらには地元の歴代市長の長年の要望活動により、平成28年には交通政策審議会の答申に川口駅ホームの新設が明記されるなど、事態は少しずつ改善に向けて進んでおります。昨年12月には、非公式ながらJR東日本大宮支社から中距離列車を停車させた際の影響、ホーム新設の技術的な課題、工事手法などについて検討しているとのお話も仄聞しています。
川口市としても、駅周辺の都市機能の課題や将来性も見据えた様々な調査をするために2,750万円を予算化し、中距離列車の停車を実現させようとしています。中距離列車の停車が実現すれば混雑緩和に加えて更なる開発余力を生み、川口の新たな都市力の獲得にもつながります。県南部の発展にもつながる川口駅の中距離列車の停車に向けては、県にも更なる支援を賜りたく、以下、お伺いいたします。
県は現在の状況をどのように把握されていますか、また今後、川口市と連携しながらJRへ強く働き掛けをしていただきたいと考えますが、いかがでしょうか。さらに、県南部全域への波及効果を鑑み、ホームの工事費や駅舎の建設費などについて財政支援をお願いしたいと存じますが、いかがでしょうか。
以上について、企画財政部長の御所見をお聞かせください。
A 石川英寛 企画財政部長
まず、県はどのように現状を把握しているか。また、川口市と連携してJRに強く働きかけをしていただきたい、についてです。
川口駅の1日当たりの利用者数は約16万8,000人であり、JR駅では大宮駅、浦和駅に次ぐ県内3番目の規模ですが、ホームは京浜東北線にしかありません。
そのため、事故・故障による電車の遅延・運休などの際には、ホームへの入場が制限され、通勤、通学客を中心とした利用者が大きな影響を受けています。
川口駅に湘南新宿ライン等の中距離電車が停車すれば、輸送能力が向上し代替輸送も可能になるため、混雑の緩和と利便性の向上が見込まれます。
一方で、停車駅が増えることで、中距離電車の速達性が損なわれることなどの課題もあります。
川口市からは、今年度、ホーム新設を前提に駅周辺の都市機能の課題や将来像について、検討を行うための調査費を計上していると聞いています。
県としては、川口市の検討状況を注視するとともに、川口市の意向をしっかり踏まえ、JR東日本に対して引き続きしっかりと要望をしてまいります。
次に、工事費などについての財政支援についてです。
これまで県内において、多くの鉄道の新駅が設置されてきましたが、基本的には、設置を要望してきた地元自治体がその費用を負担してきたところでございます。
こうした経緯の積み重ねを考慮すると、今回のホーム新設の際も、同じ考え方で対応すべきものではないかと考えているところでございます。
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