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掲載日:2020年7月8日
Q 石川忠義議員(県民)
この質問も昨年の2月議会一般質問で取り上げました。この時点では、まだスケートボードが東京五輪の正式種目には決定していませんでしたが、質問後の昨年8月3日にリオデジャネイロで開催された国際オリンピック委員会総会において、スケートボードの4種目が正式に決定をしました。
前回質問でも発言しましたが、スケートボードは1960年代にアメリカで発祥したと言われ、子供から大人まで愛好者がいます。本場のアメリカでは、スポンサーがついたプロの選手もいるなど、商業的にも重要なスポーツになっています。
そして、日本でも1970年代から少しずつ愛好者が増え、何度かブームがありました。現在では、愛好者のマナーの向上やスポーツとして楽しむ人も増え、若者世代を中心に、親子や家族で楽しむ愛好者が増加をしています。NPO法人日本スケートパーク協会のまとめでは、全国のスケートボード大会のアマチュア参加者は2014年から16年に約25パーセント増加をしました。今後、東京オリンピック・パラリンピックが近づくにつれ競技会の開催も多くなり、更に愛好者が増えることが予想されます。
前回質問への答弁では、オリンピック種目への採用に伴い、利用者がどの程度増えるのか、市町村や民間事業者との関係の中で新たな設置が必要かどうか、しっかり見極めないといけないとしていました。東京オリンピックの正式競技にも決定した今、改めて県の考えを伺います。
まず、前回質問以降の県のスケートボードパーク設置についての検討状況について、都市整備部長に伺います。
また、県の公園は、長寿命化計画によって遊具一つからそれぞれ計画的に修繕や更新の計画を定めています。しかしながら、一つ一つの遊具の長寿命化も必要ですけれども、公園の形態そのものや公園敷地の利用方法も、県民ニーズや社会情勢の変化に応じて検討を加えるべきです。今後の公園整備の中で、スケートボードパークの設置を検討すべきですがいかがか、都市整備部長の考えを伺います。
A 野川達哉 都市整備部長
まず、前回質問以降の県の検討状況を問うについてでございます。
県では、前回ご質問いただいた平成28年3月以降、スケートボードができる施設の設置状況や平成28年8月の東京オリンピック正式種目決定以降の利用状況などについて、調査を行ってまいりました。
まず、既存施設の設置状況でございますが、現在、県内には、公園などを活用して市が整備した施設が7か所あるほか、民間事業者の有料施設として11か所が運営されていることを確認しております。
このうち、前回のご質問以降は、平成28年7月に設置された民間の1施設のみで、正式種目決定後の設置はございませんでした。
次に、正式種目決定以降の利用状況の変化でございますが、施設を管理する7市の施設管理者にヒアリングを行ったところ、大きな変動は見られないとのことでした。
また、複数の施設では利用者同士のトラブルや夜間の騒音問題などの苦情も出ているとのことで、利用の仕方などについてあらかじめ検討する必要があることを確認できたところでございます。
次に、今後の公園整備の中で設置を検討すべきについてでございます。
今後の県営公園の整備に当たりましては、議員お話のとおり県民ニーズやオリンピックに向けた気運の高まりなど、社会情勢の変化に応じた検討が必要と考えております。
このため、引き続き既存施設の利用状況に関する調査を進めるとともにスケートボードができる施設を設置している市や民間事業者との意見交換などの検討を行ってまいります。
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