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掲載日:2019年10月17日
Q 安藤友貴議員(公明)
視覚障がい者にとって白杖は目の働きを補う役目を果たすものであり、安全な移動手段として欠かすことができません。しかし、白杖では足元の障害物は確認できても、一定の高さにある柱や階段、天井などの構造物に頭や体をぶつけてしまい、時には出血をしてしまうこともあるとの話を視覚障がい者の方から伺いました。このことについて、鉄道事業者側は具体的な整備箇所の要望があれば、必要な箇所については個別に対応するとのことでありますが、視覚障がい者の方は目が不自由であります。頭や体がぶつかって初めて危険だと分かるのではないでしょうか。
ここに写真を用意しました。武蔵野線南浦和駅、H型鋼と言われる、皆さんよく御存じだと思いますが、このようにあちらこちらにあります。これは視覚障がい者にとっては非常に危険なものになります。
こうした視覚障がい者にとって危険と思われる駅のホームの構造物などについては指摘を待つのではなく、鉄道事業者自ら安全対策を講じるよう、県が積極的に働き掛けるべきだと考えますが、企画財政部長の見解を伺います。
A 中原健一 企画財政部長
県では、視覚障害者団体からの要望を踏まえ、衝突時のケガ防止のため、駅構内の柱や階段裏のはりなどへの衝撃吸収材の装着について、本年2月に各鉄道事業者へ要望を行ったところです。
鉄道事業者からは、以前より具体的な整備箇所の要望があれば、必要な箇所について個別に対応するとの回答を頂いております。
議員御指摘のH型鋼につきましては、駅の柱材などに多く用いられていると承知しております。
しかし、こうした柱等の構造物全てに対策を講じるとすると、相当な時間を要すると予想されます。
このため、視覚障害者団体からの要望などを踏まえて、危険性の高い箇所を具体的、あるいは類型的に示し、優先的な対策を求めることで、効果的に対策を進められると考えております。
県としては、視覚障害者団体と連携し、まずは対策が急がれる箇所を鉄道事業者に具体的に示し、クッション材の装着等の対策の実施を求めてまいります。
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