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掲載日:2019年10月17日
Q 安藤友貴議員(公明)
平成27年度さいたまスーパーアリーナの来場者数は約274万人、イベント開催件数は117件です。イベントの約4割はコンサートなどの音楽関係で、10代から30代の若い世代が多く来場しているようで、そのイベント時に行列ができる場所があります。それはトイレであります。特に女性トイレは長い行列となっているようです。中には、和式トイレがあいているのに洋式トイレがあくのを待っている人もいるそうです。今の若い世代は生まれたときから洋式トイレであり、和式では用を足せないという意見も聞きます。
また、2020年の東京オリンピックでは、バスケットボールの会場がさいたまスーパーアリーナになりました。当然のことながら多くの外国人が来場されると思いますが、外国人は果たして和式トイレを使うことができるのでしょうか。
トイレ製造メーカーが行った訪日外国人に対するアンケート調査によると、「日本のトイレで困ったことは」との質問に対して、第1位が「和式トイレの使い方が分からなかった」であり、全体の26.7パーセントにも及びます。およそ4人に1人が和式トイレを使用できないということです。
また、日本の航空会社が外国人に対して「日本独自の文化について評価できることは何か」と聞いたアンケートでは、1位がおもてなし、2位がトイレ、3位が温泉、4位が富士山となり、何とあの富士山よりトイレが評価されているのです。
この2つのアンケートから読み取れるのは、外国人は清潔でハイテクな日本のトイレを高く評価する一方、和式トイレに出会ったとき使い方が分からず困ってしまうということです。
さて、さいたまスーパーアリーナのトイレ数ですが、男女合わせて488あります。その中で和式トイレの数は124であり、いまだ25パーセントが和式トイレであります。近県の施設では、2013年に東京体育館、2015年に等々力競技場のメインスタンド、2016年に横浜アリーナが全て洋式化されております。利用者の強い要望があり、完全洋式化を進めたということです。
和式を使えない、使ったことがない若い世代の増加、さらに外国人に対するおもてなしという意味からも、さいたまスーパーアリーナのトイレについては完全に洋式化にすべきと考えますが、都市整備部長の見解をお聞きいたします。
A 福島浩之 都市整備部長
県では、平成27年度から28年度にかけて「さいたまスーパーアリーナ」と「けやきひろば」の大規模改修を行い、「けやきひろば」ではトイレについても、リニューアルを実施いたしました。
このトイレリニューアルでは、100パーセント洋式化や女性用トイレの増設など快適さを向上させたところでございます。
御提案のスーパーアリーナのトイレ洋式化につきましては、4年後のオリンピック・バスケットボール競技開催に向けても重要な課題と考えております。
スーパーアリーナは、年間で合計約60日の施設点検日を除き、フル稼働しております。
このため、限られた施設点検日の中でトイレの改修工事をする必要があり、また、コスト面の課題もございます。
したがいまして、今後、具体的にどうすれば全面洋式化が実現可能か、指定管理者である株式会社さいたまアリーナとも協議しながら、検討してまいります。
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