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掲載日:2021年6月17日

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3関連施策推進の視点1)水道用水の安定供給

令和12年度(2030年度)の水道用水の需要量は、最大給水量に対応した必要取水量の日量254万立方メートル(毎秒29.374立方メートル)となります。

一方、本県が保有する水源量は、平成27年度は毎秒27.096立方メートルですが、令和元年度に八ッ場ダムが完成したことに加え、令和12年度(2030年度)までには本県が参画している思川開発事業の施設が完成している見込みのため、毎秒38.179立方メートルとなります。

この水源量は、10年に1回程度発生する厳しい渇水時には毎秒30.903立方メートルまで供給可能量が低下すると見込まれますが、その場合でも、令和12年度(2030年度)の需要量に対して毎秒1.529立方メートル上回っており安定供給が確保されます。

なお、近年では年降水量の変動幅の拡大や積雪量の減少、融雪の早期化が懸念されており、将来的にはより厳しい渇水も想定されます。既往最大級の渇水と同等となった場合は供給可能量が毎秒28.186立方メートルまで低下すると見込まれますが、第6次フルプランで示された考え方を基に算定した令和12年度(2030年度)の既往最大級の渇水時に生活・経済活動に重大な影響を生じさせない必要最低限の水量毎秒27.906立法メートルに対し毎秒0.281立方メートル上回ります。

また、雨水・再生水利用の促進や渇水時の節水啓発などのソフト対策により、渇水時における安定供給がより確保されます。

 

供給可能量のグラフ

供給可能量
区分 水源開発施設 河川自流 地下水
水源確保量  毎秒30.191立方メートル 毎秒1.241立方メートル  毎秒6.747立方メートル 
10年に1回程度の渇水時  毎秒23.264立方メートル 毎秒0.892立方メートル  毎秒6.747立方メートル 
既往最大級の渇水時  毎秒20.574立方メートル 毎秒0.865立方メートル  毎秒6.747立方メートル 

※10年に1回程度の渇水及び既往最大級と同等の渇水となった場合の供給可能量は、「利根川水系及び荒川水系における水資源開発基本計画」(第6次フルプラン)で示された供給可能量(公表値)により算定しています。
下水の保有水源量は、地盤沈下防止の観点から県が目標としている毎秒6.747立方メートルとしています。
川自流の保有水源量は、平成27年度の市町村等水道の河川水水源量(水資源開発施設分を除く)を基に、毎秒1.241立方メートルとしています。

 

 

 

 

お問い合わせ

企画財政部 土地水政策課 水計画調整・水源地域対策担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎2階

ファックス:048-830-4725

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