インタビュー・コラム

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掲載日:2024年12月26日

大塚 美樹(おおつか みき)さん

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プロフィール

株式会社アストン・執行役員BPO部門。化粧品販売を経て、2004年に入社。出産の為に一度退職するが、2007年に復職する。
求職者向けの再就職支援訓練の運営担当として、キャリア形成や就職支援に携わりつつ、新規プロジェクトの立ち上げや課題解決等多岐に渡るBPO業務を担当。2017年にアウトソーシングセンターを立ち上げた。現在は、BPO部門の責任者として企業のアウトソーシング化に邁進中。自らの体験を基に多くの子育て世代の雇用創出の機会を作る。

化粧品販売員からITサポートに

初めて所属した部門は立ち上げたばかりの個人向けPCサポートグループで主にお問い合わせ頂いたお客様のPC環境確認や設定の案内、サポートスタッフの手配、引継ぎなどが業務でした。まだパソコン・インターネットがこれから広く普及していくという時期で、私自身も全く知識はありませんでしたが、業務に必要な知識はもちろんのこと、お客様に少しでも役立てるように、それ以外のIT関連についても広く勉強しました。

そのおかげか電話で解決して訪問売上が減ったと思いますけど…(笑)

接客面については前職での化粧品販売員のスキルが役立つ場面が非常に多かったです。

現状のヒアリングが大切だったので前職の販売員で培ったコミュニケーション力を活かすことができました。

キャリアを活かして立ち上げたアウトソーシングセンター

その後いくつかの業務を経て2017年BPO部門の新たな拠点としてさいたま市南区の住宅街にアウトソーシングセンターを立ち上げました。

なぜ駅前ではなくて住宅街(最寄り駅は南浦和駅徒歩15分)なのか、よく聞かれるのですが、私が育児をしていた当時に思っていた「家の近くで短時間働ける」という点で住宅街の方がより応募してくれる対象者が多いと思ったからです。その狙い以上に、働く意欲が強く短時間でも社会との繋がりを持っていたい子育て中の女性が数多く在籍しています。

私たちは、その限られた貴重な時間を有効に使えるように各スタッフの今まで積み上げてきたキャリアを活かし、更にキャリアップを積めるような業務に携われるように日々努めています。

当時は「週2回、1日2時間から」のスタッフを業務に割り当てるため、シフト管理が大変でした。しかし、子供の成長とともに勤務時間や出勤日数を増やしてくれるスタッフが多くなってきました。5年ほど在籍しているスタッフは、今ではディレクターとして、フルタイムで活躍しています。とても感謝しています。

ご家族の応援と理解の大切さ

2年前(コロナ前)、メンバーの子供向けにイベントを兼ねて職場見学会を実施し、自分の母親がどのような職場でどのようなメンバーと働いていて、どのような業務をやっているのかを実際に見ていただきました。とても好評で、結果的に「ご家族の応援」を得るのに繋がっていると感じています。家族の応援と理解を得ることができれば、メンバーの継続的なキャリア形成にとても良い環境ができるのではと考えていますので、このような活動は今後も続けていきたいと思っています。

様々な案件を通してキャリアを伸ばす

私は組織に属していますので、企業としての信頼のもとで受注した案件に携わっており、個人ではなかなか関われないような大きな案件にチャレンジできる面白さがあります。

そして、その案件を成功させるには日々の勉強と最後までやりきる責任感が必要です。

この繰り返しがキャリアップに繋がると思います。

ちなみに、キャリアアップのために転職をするパターンもありますが、弊社BPO部門のように次から次とチャレンジできる職場だと転職する必要もありませんでした。(正直なところ転職を考える時間もない笑)

いずれにしても自分にとって前向きになれる環境が大切です。

活かすのは自分次第

またキャリアアップというのは、インプットとアウトプットを繰り返すことでできることだと思います。それは与えられるものではなく全て自分次第です。

組織に入れば教育してくれて自然とキャリアアップができると思わないでください。

どんな組織に所属していても自分が身に付けたこと(インプット)を活かし、発展させる(アウトプット)する場はあるはずです。無駄な経験(キャリア)はありません。

それは企業に入ろうとも、フリーランスであろうとも、アルバイトだろうとも結局は自分次第だと思います。

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