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掲載日:2025年3月27日
Q 美田宗亮 議員(自民)
国の中間取りまとめでは、地域クラブ活動の在り方について、学校部活動が担ってきた教育的意義を継承・発展させつつ、新たな価値を創出することが重要であると示しています。
私も地域ミーティングの参加を通じて、好事例を六つほど拝聴させていただきましたが、その市町村や団体が調査した参加者の声からは、単に「専門的な指導を受けることができた」とか「技術が向上した」という直接的な意見だけでなく、「学校の枠を超えた友達ができた」「地域のおじいちゃんと仲良くなれた」「不登校だけど参加してよかった」などの副次的な効果に関する声も多く挙げられていました。
部活動の地域移行展開を通じて、人と人、学校と地域がこれまで以上につながり、地域に交流の輪が広がる、そのコンテンツの一つとなり得るのが新たな地域クラブ活動であり、これが目指すべき姿なのだろうと感じました。
そこで、質問ですが、埼玉県が目指す部活動改革による新たな価値とはどのようなものなのか、教育長の御所見を伺います。
A 日吉亨 教育長
中学校部活動改革による新たな価値とは2つあり、1つは部活動では得られない経験等を通じて生徒の心身の成長につなげること、そしてもう1つは、生徒の活動が地域にとってもプラスになることだと考えております。
今年度、実証事業を行った県立伊奈学園中学校の生徒からは「部活動では経験できなかったダンスを、専門の指導者に教えていただき満足している」という感想があり、生徒にとっての新たな価値と考えております。
また、議員お話しのとおり、中学生と地域の方々との交流が広がることも、中学生にとっては部活動のみでは経験しにくい新たな価値と考えております。
実証事業に参加している市町村の中には、中学生に地域をもっと知り、好きになってもらいたいという思いで、中学校と地域のスポーツ団体が連携して、地域クラブ活動に取り組んでいるところがございます。
このように、中学生と地域の方々が相互に影響し合って、新たな価値を生み出すことが、中学校部活動の地域移行の目指す姿であると理解しております。
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