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掲載日:2023年10月20日

令和5年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(小川真一郎議員)

埼玉県学力・学習状況調査について-調査の実施状況と成果について-

Q 小川真一郎 議員(自民)

近年、生成AIの発展をはじめ、知識、情報、技術をめぐる変化の速さが加速度的となり、情報化やグローバル化といった社会的変化が人間の予測を超えて進展するようになってきております。
このような変化の中で、学校では個別最適な学び、そして共同的な学びを一体的に充実し、主体的で対話的で深い学びの実現に向けた授業の改善につなげることが求められております。
平成27年度に始まった埼玉県学力・学習状況調査は、「学習したことがしっかりと身に付いているのか」という従来の調査の視点に、「毎年度追跡して子供たちの学力の伸びを把握する」という新たな視点を加え、全国初の調査として実施され、今年で9年目となります。
この調査は、調査結果が主に1年間の教育活動による成果であると推測できるため、調査を活用し、より教育施策の改善に結び付けられるという特徴を持っております。
本調査の趣旨は、児童生徒一人一人の学力の伸びや1年間の頑張りを称賛することで、学習意欲を向上させることでございます。また、学力を大きく伸ばしている教員の指導方法を広げていくことで、個別最適な学びと共同的な学びの実現に向けた事業の改善につなげていくことでございます。
これは、正に何を学ぶかという学習内容だけではなく、どのように学ぶか、何ができるようになったかという学び方や、達成した姿にまで踏み込んだ現行の学習指導要綱の趣旨を先行してきたものとして、非常に評価できる調査であると私は思っております。
そこで、埼玉県学力・学習状況調査の実施状況とこれまでの成果について、教育長にお伺いいたします。

A 日吉亨 教育長

県では、小学校4年生から中学校3年生を対象に、継続して一人一人の学力の伸びを把握する埼玉県学力・学習状況調査を実施してまいりました。
この調査は「学力の伸び」を測る全国初の調査として、教科に関する調査と非認知能力などを測る質問調査を行い、これまで9年間にわたり実施してきたところです。
調査結果から、学力を伸ばしている教員は、児童生徒の主体性や対話を引き出す指導などを実践していることが分かりました。
そこで、このような教員の授業を映像化し、校内研修での活用を促すと共に、個別の課題に対する支援をするなど、県、市町村、学校が一体となった授業改善に取り組んでまいりました。
これらの取組の結果、全国学力・学習状況調査において、令和4年度からは複数教科で全国平均正答率を上回るなど、児童生徒の学力の確実な向上に成果があったと考えております。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

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議会事務局 政策調査課  

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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