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掲載日:2023年10月20日
Q 阿左美健司 議員(自民)
秩父地域の面積は1市4町1村で、埼玉県の4分の1を占めます。秩父地域の道路整備については、これまでに国道140号皆野寄居バイパス、皆野秩父バイパスなどアクセス強化が図られてきました。しかしながら、秩父地域は、人口減少や高齢化、観光振興、災害対策など多くの課題に直面しています。このような中でも、均衡ある県土の発展を図るため、また、地域の活力を維持していくためには、基幹となる道路や生活を支える身近な道路の整備を行い、交通環境の更なる充実を図る必要があります。
本年8月にも、秩父地域の各市町村長・市町村議会議長、新井豪議員と共に、大野知事に対し、秩父地域基幹道路建設促進議員連盟による基幹道路の建設促進に関する要望活動を行いました。現在、事業中である一般国道140号大滝トンネル・長尾根バイパスの事業推進のほか、一般国道299号横瀬・秩父・小鹿野間のバイパス、秩父市と東秩父村を結ぶ定峰峠のトンネル化、長瀞町と本庄市を結ぶ間瀬峠のトンネル化などについて要望したところです。そのほかにも、秩父地域では狭あい区間や災害ぜい弱区間の解消など求めるものは多くあります。
そこで、こうした要望や地域の実情を踏まえ、秩父地域の道路整備をどのように進めていくのか、県の考えについて、県土整備部長に伺います。
A 金子勉 県土整備部長
県では「災害に強い道づくり」「生活の質を高める道づくり」「地域の良さを活かす道づくり」を基本目標に掲げ、道路整備を進めております。
秩父地域におきましては、交流人口の拡大による活性化や、大雪や土砂災害など特有の災害に対する備えといった課題があり、地域の活力と安全性を高める強靭な道路ネットワークの構築が特に重要であると認識しております。
このため、基幹となる地域高規格道路である西関東連絡道路について、既に本体工事に着工している一般国道140号大滝トンネルや、令和4年度に事業化された長尾根バイパスの整備を鋭意進めております。
また、地域内の円滑な交通の確保などに資する道路につきまして、県道長瀞玉淀自然公園線をはじめ26箇所で道路整備を実施しているところであり、こうした事業についても着実に推進していく必要がございます。
その上で、これからの秩父地域の道路整備につきましては、土地利用の状況や交通ニーズの変化など、地域の実情を的確に把握するとともに、災害時のリダンダンシーの確保の観点や地域の意見などを踏まえながら取り組んでまいります。
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