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掲載日:2023年10月20日
Q 阿左美健司 議員(自民)
全国植樹祭は、豊かな国土の基盤である森林・緑に対する国民的理解を深めるために、公益社団法人国土緑化推進機構と都道府県の共催により開催する国土緑化運動の中心的行事です。埼玉県での開催は、寄居町金尾山で開催された昭和34年の第10回以来、実に66年ぶりです。
全国植樹祭は、国民体育大会と並んで天皇皇后両陛下に御臨場を仰ぐ、4大行幸啓の一つで、日本国民にとって大変重要な式典です。スポーツの宮様として広く国民に親しまれ、秩父宮ラグビー場などにその宮号を残している秩父宮殿下、秩父宮家という直宮家の宮号の基となった秩父での植樹祭開催です。
式典会場は秩父市及び小鹿野町にまたがる秩父ミューズパークです。また、当日は、全国から林業関係者をはじめ、多くの招待者の方々も来場されます。
植樹祭を成功させるために埼玉県民が協力して準備に当たらなければなりません。令和4年9月には、開催準備を進めるため、県内114の団体などの皆様を委員とした第75回全国植樹祭埼玉県実行委員会が設立されました。
そこで、実行委員会の会長である知事に伺います。
これまで開催された実行委員会の総会では、どのような内容が決定されているのでしょうか。また、今後の総会では、どのような事項について決定していくのでしょうか。そして、知事はどのような大会にしていきたいとお考えでしょうか、知事の御所見を伺います。
A 大野元裕 知事
第75回全国植樹祭埼玉県実行委員会では、これまで3回の総会を開催し、大会テーマ、大会のシンボルマーク、天皇皇后両陛下にお手植え・お手播きいただく苗木・種の種類などについて、決定をいたしました。
大会テーマ、大会のシンボルマークについては広く公募を行い、応募された数多くの作品の中から選定をさせていただきました。
また、機運醸成のための取組など、実行委員会の活動について総会で報告をいたしております。
次に、今後の総会では、どのような事項について決定していくのか、についてであります。
令和6年1月に開催する第4回総会では、参加者数、式典計画など、大会の骨子を定めた基本計画や、広報に用いるポスターのデザイン原画などについて、御審議いただき、決定する予定であります。
令和6年度に開催する総会では、式典の出演者、構成など、より詳細な内容を定めた実施計画について、御審議いただき、決定する予定です。
次に、どのような大会にしていきたいと考えているのか、についてであります。
森林は日々の生活に様々な恩恵をもたらし、木材供給のほか、森林に蓄えられた水が荒川などの川となって流れて私たちの暮らしを潤している、埼玉県の母と言っても私は過言ではないと思います。
また、二酸化炭素の吸収や木質バイオマスによる再生可能エネルギーとしての利用、土壌の保全などの機能も有し、SDGsの達成に欠くことができない存在です。
この豊かな森林は、県民全体の財産です。総会で決定された、県内の小学校・幼稚園・保育所等で苗木を育成させる苗木のスクール・ステイなどを通じ、この機会を契機として県民全体に植樹と森林への関心を惹起していきたいと考えています。
大会テーマ「人・森・川 つなげ未来へ 彩の国」には、川でつながる山村と都市の人々が森を育み、未来の子供たちにつないでいこうという強い思いが込められています。
第75回全国植樹祭は、大会テーマに沿って、森林・水・木材と、私たちの暮らしとの結び付きを再認識し、豊かな森林を、次の世代へ着実につないでいく契機となる大会にしたいと考えます。
また、全国植樹祭は、天皇皇后両陛下の御臨席を賜る、全国から大きく注目される大会でもあります。
本県の豊かな自然や歴史、文化などを全国に向けて発信できる絶好の機会であることから、式典行事におけるアトラクションや会場展示などにより地元のみならず本県の魅力を表現し、皆様にお伝えしてまいります。
大会の成功は県の使命です。県議会の皆様の御支援を頂きながら、実行委員会の皆様、そして全ての県民がワンチームとなって大会を成功に導けるよう、引き続き全力で取り組んでまいります。
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