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掲載日:2022年10月19日
Q 平松大佑 議員(県民)
どんな状況でも常に挑戦し続ける、今の日本にこそ必要な精神であると考えます。大企業のホンダもソニーも、もともとはベンチャーでした。新しいビジネスモデルで新しいマーケットを切り開いていくようなスタートアップ・ベンチャーを増やしていくことは、県経済の活性化につながり、それらの企業が県内企業と競業することでお互いにとって良い影響が生まれると考えます。
埼玉でスタートアップ・ベンチャーが育っていくことを目指して、以下質問を行います。
昨年12月定例会での一般質問でも、スタートアップ・ベンチャー育成支援について質問を行いました。(仮称)渋沢栄一起業家サロン設置の有識者会議のメンバーについても提案しました。また、出前起業家講座、起業したい高校生・大学生向けの支援制度などを提案しましたが、現在の検討状況はどのような状況か、お聞かせください。
A 板東博之 産業労働部長
まず、「(仮称)渋沢栄一起業家サロン」の有識者会議についてです。
この春のまん延防止等重点措置の解除を受け、サロンの先行事例となる施設がリアルでの活動を再開いたしました。
そこで有識者会議での議論の参考とするため、事務局において東京や神奈川、大阪などの施設を訪問し、現地調査を行っております。
また、スタートアップの起業加速をうたった国の「新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画」が定められたことを受け、スタートアップの専門家などへのヒアリングも行いました。
これらの調査結果をもとに、有識者会議において渋沢栄一起業家サロンの基本コンセプトを検討してまいります。
次に、出前「起業家講座」につきましては、前回の御質問で、「講師選定の幅を広げ、より効果の出るような形で進めてほしい」と御提案をいただきました。
これを受け、国内で活躍されている方だけではなく、海外で手術トレーニング用の模擬臓器を販売している起業家の方に講師として加わっていただくなど、より子供たちの夢が広がるプログラムを実施いたしました。
次に、高校生、大学生向けの支援についてです。
高校生に対しましては、起業家養成プログラムについて、様々な団体で実施している先行事例の情報を収集するとともに、実施方法について検討を行ってまいりました。
その結果、日本政策金融公庫の高校生ビジネスプラン・グランプリ大会への出場を目標の一つとした「課外プログラム」を実施することとし、来年度の大会に向けて日本政策金融公庫と調整を進めております。
大学生については、創業・ベンチャー支援センター埼玉で開催している「創業支援プログラム」に今年度は2名の応募があり、ビジネスプランの実現を目指し、先輩起業家による伴走支援等を実施しております。
また、芝浦工業大学については、県も連携して、学生を対象としたビジネスプランコンテストの開催や大学発スタートアップ企業の創出に積極的に取り組んでおります。
こうした先進的な事例を他の大学に横展開するとともに、学生起業家の育成に向けた効果的な取組を検討してまいります。
再Q 平松大佑 議員(県民)
進めていただいていることは御評価申し上げるんですけれども、まず、有識者会議のメンバーの中にはスタートアップ・ベンチャーや渋沢栄一起業家サロンに似つかわしい、埼玉県という枠にこだわらず、そういったメンバーを選んでいただきたいというふうに思います。
あわせて、大学生向けの支援制度ですけれども、大学自体が主体的に取り組んでいくということも大切なんですけれども、県としてどうやって起業したい大学生だったりだとか、あるいは起業したけれども、うまくいっていないような大学生、そういった方々をうまく起業まで結び付けていくかということが大切ですので、県としてそういったプラットフォームをつくるということを前回も提案したんですけれども、その辺についてはいかがでしょうか。
再A 板東博之 産業労働部長
渋沢栄一起業家サロンのメンバーにつきましては、昨年の議員の御提案にもありましたように、我々の基本コンセプトをしっかりと検討していただくのにふさわしい人選をしてまいりたいと思います。
そのため、議員の御提案のありました、スタートアップに関係する人材も含め、選定をしてまいりたいと思います。
また、大学との連携につきましては、個別の大学の取組の進捗状況はそれぞれ異なっておりますので、我々といたしましては、県内にある大学の連携を図って、他の大学のより良い点を他の大学にも取り込んで実施をしてもらうよう、取組を進めております。
そのため、そのネットワークの中で、今はあまり進んでいない大学についても、しっかりと取り組んでいただくよう支援をしてまいりたい、そのように考えております。
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