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掲載日:2022年7月12日
Q 浅井 明 議員(自民)
明治44年4月1日、後に大日本帝国陸軍の所沢陸軍飛行場となる日本初の飛行場が所沢に開設されました。大正8年には陸軍航空部の発足と同時に、陸軍航空学校の本部が所沢に設置され、飛行機操縦に関する諸学術の教育機関として多くの学生が学ぶ陸軍航空教育の中心の場所でありました。
敗戦後、アメリカ軍に接収されましたが、所沢市民の粘り強い返還運動等もあり、現在は7割が返還され、所沢市役所や所沢警察署、法務局、県税事務所等の官公庁になっております。そして、平成5年に日本で初めて飛行場ができた場所として、所沢航空発祥記念館が開館しました。
サイドブックスにある資料1、所沢航空発祥記念館御案内を御覧ください。この案内やホームページを見ますと、日本で初めてできた飛行場跡ということは書かれていますが、歴史的な経緯が全く書かれていません。
資料2を御覧ください。こちらは入口に置いてあり、希望する来館者が取得できる資料です。こちらには詳しい歴史が書かれていますが、所沢の陸軍飛行場、陸軍航空学校の記述がありません。ホームページの詳細ページのアバウトも同様の内容です。
航空発祥の地として重要な役割を果たした陸軍飛行場と陸軍航空学校の歴史をきちんと踏まえた記念館にすべきと考えますが、まずはパンフレットやホームページに旧陸軍の記載がなされていない理由を都市整備部長にお聞きいたします。
A 村田暁俊都 市整備部長
所沢航空発祥記念館は、我が国の航空発祥の地である所沢航空記念公園内に平成5年4月、航空に関する歴史、文化、技術などを総合的に展示することを目的に開設しました。
公園自体も日本初の飛行場である旧陸軍所沢飛行場の跡地であり、その歴史を正しく発信することは、大変重要でございます。
しかし、議員御指摘のとおり、現在のパンフレットやホームページでは、所沢飛行場の歴史的な経緯などの説明が希薄な面があります。
このようなことが生じた理由として、パンフレットやホームページは現在の展示や取組を紹介することに重点を置いて作成していたことによるものでございます。
パンフレットやホームページについては、所沢飛行場の歴史について陸軍航空学校など固有名詞を含め、正確に記載するなど、所沢航空発祥記念館に関心を持たれた県民の皆様に分かりやすく情報提供できるよう改善いたします。
再Q 浅井 明 議員(自民)
答弁をいただきました。「現在の」という答弁がありましたが、現在とは過去があって現在があり、それが未来につながるということで、再質問させていただきます。
せっかくいい答弁をいただきましたので、それをもっと自信をもって大きく県内外に発信するような工夫もしていただければ、更に歴史の史実というものが正確に全国に広がると思いますので、その辺についての取り組み方について答弁を求めます。
再A 村田暁俊都 市整備部長
所沢航空発祥記念館は、我が国の航空発祥の地として、所沢飛行場の歴史だけでなく、航空機に関する文化や技術など、総合的に発信する役割を担っています。
また、子どもを中心として、飛行の原理を学ぶ映像や体験など、楽しみながら学習する機会も提供しております。
所沢飛行場の歴史は、より正確にかつ分かりやすく紹介しつつ、航空に関する様々な情報発信などをバランスよく展示してまいります。
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