トップページ > 埼玉県議会トップ > 定例会・臨時会 > 定例会概要 > 令和2年9月定例会 一般質問 > 令和2年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(吉良英敏議員)
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掲載日:2023年10月17日
Q 吉良英敏 議員(自民)
ところで、ケアラーは何人いるのか。実は分かりません。正確に把握できていないのです。よく具体的な施策を早く実施してと言われることもありますが、まずは実態の把握が必要です。
昨日のニュースでもありましたが、国も動き始めました。厚労省はヤングケアラーに対し、全国の教育現場を対象とした初の実態調査を12月にも始める方針を固めました。埼玉県は、既に本格的な実態調査に着手、先月、9月末にアンケート回収がおおむね終わったところです。ヤングケアラーの実態調査では、県内全ての高校2年生へのアンケートを実施しました。その数、193校、約5万5,000人です。ほとんどの学校から協力をいただきました。ありがとうございます。
しかし、ここで懸念されることは、不登校の子に調査ができていない。また、小中学生の実態も分かっていません。トトロのサツキちゃんは、ちなみに小学生です。今後、小中学生、更に不登校など学校に通えていない児童生徒も、是非調査するべきと考えます。
今回の実態調査に関して、現状に分かり得る結果と今後更に実態を明らかにするためにどのように調査を進めていくのか、福祉部長に伺います。
A 山崎達也 福祉部長
実態調査は、ケアラーの方々が困っていることや必要としている支援などについて伺う内容となっております。
コロナ禍の中で調査スケジュール全体が影響を受けておりまして、現在、調査票を回収、又は集計・分析しているところでございます。今の時点で結果としてお示しできるものは、申し訳ございませんが、無い状況です。
調査票を配布したのは、高齢者のケアラーでは283カ所の地域包括支援センターを通じてケアラーご本人約1,500人、障害児者のケアラーでは、441カ所の障害者相談支援事業所を通じて約1,300人、ヤングケアラーでは、議員からもお話があったとおり学校を通じて県内の高校2年生約55,000人となっております。
このほか、障害者などの関係団体を対象とした調査も行っております。
お話にあった、不登校の生徒や小中学生については、教育局において、現在、市町村に配置しているスクールソーシャルワーカーに対する事例調査を実施しており、その中で把握を行っているところでございます。
今後は、さらに県政サポーターに対して、ケアラーやヤングケアラーに関する認識や必要と考える支援などについてのアンケート調査を実施したいと考えております。
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