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掲載日:2023年12月20日
Q 逢澤圭一郎 議員(自民)
今、グループホームに求められていることは、重度障害の方をも入居できる施設づくり、いわゆるサービスの向上と、そういった方々の人権を確保し、安心して暮らせる状況を作り出すための職員のスキルアップ、いわゆる質の向上です。そこで、グループホームで従事する職員のスキルアップを目指した研修の在り方について、福祉部長に御見解をお伺いいたします。
また、本質的に地域移行を促進し、入居待機者を減少させていくためには、更なる職員配置加算も視野に入れ進めていくことが必要かと考えます。併せて、福祉部長の御見解をお伺いいたします。
A 山﨑達也 福祉部長
グループホームが重度の障害者を受け入れるためには、障害特性の理解や支援のスキル、障害福祉サービスに係る幅広い知識などの高い専門性を有する職員の配置が必要です。
このため、県では、研修事業者を指定し、グループホームの職員が強度行動障害など重度の障害者の支援に必要な専門的スキルを習得できるよう支援しています。
今後、専門性を有する職員を増やしていくため、事業者からの御意見なども伺いながら研修内容のより一層の充実や職員が受講しやすい環境づくりに努めてまいります。
また、グループホームで重度の障害者を受け入れるには、手厚い人員配置が必要であり、それに見合う給付費の加算が必要です。
障害福祉サービスに係る給付費は利用する障害者の障害の程度に応じた報酬となっており、専門性を有する職員を人員基準以上に配置した場合の加算も設けられているところです。
給付費は、全国一律の制度で行われるものであり、事業者からは給付費の更なる充実を求める声を伺っているところでございますので、必要な給付費の見直しを強く国に要望してまいります。
再Q 逢澤圭一郎 議員(自民)
障害者が安心して暮らせる入所施設及びグループホームの整備についての職員配置加算と身体障害者対応のグループホームの整備についてですが、今、入所施設に待機されている方は、先ほども申し上げましたが、障害の状態が重い方々です。親亡き後の問題もある中で、一刻も早い対応が求められます。予算的なことについては国に要望するといった御答弁だったかと思いますが、埼玉県として取り組めることもあるのではないでしょうか。
知事は、「県民の誰一人も取り残すことのない日本一暮らしやすい埼玉県の実現」を標榜されております。地方自治の観点から、本当に手を差し伸べねばならない方々の施策については、他の県に先駆けてでも課題に対して取り組むこと、取り組む姿勢を見せることが必要ではないでしょうか。再度、福祉部長の御見解をお伺いいたします。
再A 山﨑達也 福祉部長
身体障害者に対応したグループホームの整備は、入所施設から地域生活への移行を積極的に推進する点でも、また、施設への入所希望をかなえるという点でも大変重要と考えています。
また、グループホームで重度の障害者を受け入れるためには、手厚い人員配置が必要であり、それに見合う給付費の加算も必要です。
しかしながら、職員配置加算は全国一律の制度で定められています。
事業者からの意見も踏まえ、改善に向けて国に継続的に働きかけてきており、平成30年度の改正では看護職員を設置するグループホームに対する加算の創設が実現しております。
このことは、基本的に国の制度改正において手当てされるべきものと考えており、必要な見直しを国に要望してまいります。
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