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掲載日:2019年7月11日
Q 日下部伸三 議員(自民)
これは埼玉高速鉄道、地下鉄7号線の延伸をはじめとして毎年国へ要望している問題ですが、地下鉄7号線の延伸は、私のさいたま市議1期目、2003年5月から何の進捗もないように思います。上田知事の1期目当選も2003年8月ですが、2003年8月と16年後の2019年6月と比較して地下鉄7号線の延伸は具体的にどこがどう進捗したのか、企画財政部長に伺います。
地下鉄7号線が採算性の観点から岩槻、蓮田に延伸できないならば、採算性と埼玉県の東西交通の充実の観点から、埼玉スタジアム、さいたま市立病院の地下を走らせて新都心から大宮駅につなぎ、軌道幅が同じで地下にプラットホームがあるJR川越線に乗り入れる案が検討されたことはないのでしょうか、企画財政部長に伺います。
これも私が県議1期目から言い続けていることですが、政令市を有する道府県には、通常具備されていながら埼玉県にはないインフラが三つございます。一つは、先ほどの国公立の医学部、二つ目が幕張メッセやパシフィコ横浜のような国際コンベンション施設、三つ目が地下鉄と地下街であります。上田県政3期と4年で、これらの三つのインフラ整備については全く何も進捗がなかったように思います。何もしなければ敵もできないので、低投票率の選挙では強いということも勉強させていただきました。
インフラ整備に力を入れてこなかった上田県政、ほとんど唯一のインフラ整備が新都心に病院を建てたことであります。しかしながら、新都心8-1A街区は病院にするには余りにももったいない場所だったと思います。国際コンベンション施設とホテルの複合体、あるいは一般質問初日に木下議員が質問し、本日特別委員会が設置されました県庁舎と国際コンベンション施設のほうがよかったと申し上げて次の質問に移ります。
A 石川英寛 企画財政部長
まず、2003年8月と2019年6月を比較して地下鉄7号線の延伸はどこがどう進捗したのか、についてです。
県では2003年度、すなわち平成15年度以前から、国の施策に対する要望・提案の中で、毎年継続して鉄道新線建設の要望を行っております。
具体的には、地下鉄7号線の延伸のための助成制度の創設や、補助率の引き上げなどを要望してまいりました。
また、国の交通政策審議会の答申に位置づけられることは、延伸事業の必要性が明確になることから、特に重要であり、平成27年12月には知事が国土交通大臣を訪問し、直接要望しました。
この結果、平成28年4月の答申において、地下鉄7号線の浦和美園から蓮田までの延伸が位置づけられたところです。
一方で、答申では、事業性に関する課題が指摘され、需要創出に必要な沿線開発や交流人口の増加に向けた取組が求められました。
こうした課題を受け、平成29年度にさいたま市が設置した有識者等による協議会に県も参画し、岩槻までの延伸について検討を行いました。
検討した五つのケースのうち、沿線開発と快速運転の運行を組合せた二つのケースにおいて、費用便益比が1を超えることが示されました。
この結果を踏まえ、平成30年度からは、県とさいたま市に鉄道事業者等を加えた実務関係者会議において、課題解決に向けた検討を始めております。
このように地下鉄7号線の延伸については、段階的に取り組みを進めてきたところです。
次に、採算性と東西交通の充実のため、埼玉スタジアム、さいたま市立病院、新都心、大宮につなぎ、川越線に乗入れるという議論はなかったか、についてです。
浦和美園と大宮を結ぶルートは、「東西交通大宮ルート」として先ほど申し上げた答申に位置けられており、さいたま市がLRT等の輸送システムで検討を進めております。
議員御提案のルートが、これとは別の新たなものであれば、これまで議論したことはございません。
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