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掲載日:2023年7月4日
Q 吉田芳朝議員(民進・無所属)
県立図書館は、あくまでもデータベースの利用に特化をすべきであり、物理的な箱物は必要ないのではないかと思うわけであります。分かりやすく言えば、閉架だけでいいんじゃないかということであります。これだけデジタルな情報が充実している中で、様々な情報は本という物理的なものが必要だとは思えません。今後、行政が提供すべきは様々な種類の情報であって、本ではありません。私は図書館が好きな人間ですから、決して要らないというわけでありません。ただ、行政が提供する、しかも埼玉県が提供する図書館を考えたときに、今後は本そのものではなく、その情報、中身がということをお伝えをしたいわけであります。
ニューヨークにもすばらしいパブリック図書館があります。私も本当にすごいなと思いましたけれども、ここも提供するのは情報であって、もう本の貸し出しは行っていません。また、これは聞いた話ですが、韓国でももう本のないデジタル図書館が開設したと聞きました。図書館には本を置くべきだという、そういった古い発想ではなく、今後必要になるのはその空間だとか情報だと考えます。今後の県立図書館の役割、機能について、これは教育長に御見解を伺います。
A 小松弥生 教育長
図書館はデータベースなどを充実させていくべきであるとの議員の御指摘は、これからの県立図書館にとって重要な視点であると考えております。
県立図書館では、最新の情報を入手できるオンラインデータベースの整備を進めており、現在、22種類のデータベースが利用可能となっております。
例えばビジネス支援を担っている熊谷図書館では、半径1キロメートル単位での市場の特徴を分析できるものなど、専門的なデータベースも導入しております。
今後の人工知能やビッグデータ活用の進展などを考えると、図書館に求められる機能も変化してまいります。
そこで今年度は、県民や企業の課題解決を支援する公共空間としての県立図書館の役割機能について、他県の先進事例の情報収集を含め、調査・検討を進めてまいります。
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