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掲載日:2019年6月26日
県土都市整備委員会における審査経過の概要について、御報告申し上げます。
本委員会には、付託案件がなく、所管事務の調査として、「埼玉県の橋りょうの実態について」及び「羽生水郷公園内さいたま水族館の火災について」質問が行われました。
以下、論議のありました主なものについて申し上げます。
まず、「今年4月に発生した熊本地震で現在も通行止めになっている約40か所の道路のうち、9か所が橋りょうの損壊によるものとのことであるが、県が管理する道路橋の点検や調査はどのくらい進んでいるのか。また、今年2月の報道によると、修繕が必要とされる橋りょうの数は、本県が419か所で全国1位となっていたが、このうち、架換えが必要なものはどのくらいあるか」との質問に対し、「県が管理する橋りょうは、側道橋等を含めると2,770橋あり、平成27年度末でこのうちの2,299橋、全体の約83パーセントの点検や調査が完了している。要修繕とされている419橋については、架換えでなく全て修繕により対応する」との答弁がありました。
また、「橋りょうの耐震化について、耐震基準等を満たしていない橋りょうはどれくらいあるのか」との質問に対し、「昭和55年に耐震基準が強化されたが、それ以前の基準により建設された橋脚のある302橋を対象として耐震補強を進めている。このうち、175橋の補強が完了しているが、残り127橋についても早期に完了するよう鋭意努力していきたい」との答弁がありました。
次に、「6月12日未明に発生した羽生水郷公園内さいたま水族館の火災について、施設などの被害総額はどのくらいか」との質問に対し、「施設などの被害については、現在調査中であり、はっきりした被害総額は把握できていない。なお、飼育生物は26種類1,690匹が死亡し、その中には市販されていない希少種もいる。ミヤコタナゴ、ムサシトミヨなどについては、1割程度生き残っているので、これを繁殖していく」との答弁がありました。
また、「再開はいつになるのか。また、再発防止に向け、今後の管理体制についてどう考えているか」との質問に対し、「建物の入口や特別展示棟は被害を受けていないので、部分的に開館できるか指定管理者と協議していきたい。都市整備部が管理する全ての公園について、電気機器等に異常がないか緊急点検を指示したところである。また、個体の展示については、安全な展示方法を検討していきたい」との答弁がありました。
なお、このほか、当面する行政課題の報告として、県土整備部から「通学路の安全対策について」、都市整備部から「指定管理者等に係る平成27年度事業報告書及び平成28年度事業計画書について」並びに「平成28年度における指定管理者の選定について」、下水道局から「包括的民間委託に係る平成27年度事業実績及び平成28年度事業計画の概要について」の報告があり、種々活発な論議がなされましたことを申し添えまして、本委員会の報告を終わります。
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