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掲載日:2024年4月19日
身近な環境観察局は、環境に興味や関心がある県内の個人、学校の科学クラブ、各種サークル等に対し、環境に関する簡易な調査法の学習・調査報告・情報交換の機会を提供することにより、より深い環境保全活動や観察局同士のネットワークが形成されることを目的とした、埼玉県環境科学国際センターの環境学習プログラムです。各地で同一の調査を実施することで、各地点の比較ができます。
当センターの開設に伴い、平成12年度から調査活動を開始し、令和6年4月1日現在、県内36市町に109局が設置参加されています。
令和元年度(平成31年度)より観察局が行う身近な環境の調査項目と概要は次の通りです。
アサガオは光化学オキシダント(光化学スモッグ)の主成分であるオゾンの発生に反応する指標植物として知られています。アサガオの葉にあらわれる枯れぐあいの状況でどのくらい光化学スモッグが広がっているかを知ることができます。当センターでは一部の県民の皆さまに御協力をいただいて被害状況を観察調査してきました。
令和元年度からは、全県下で詳しい調査を行うべく「身近な環境観察局」の調査項目として、さらに観察地点の拡大をめざしています。観察局は種ないし苗からアサガオを育成し、どの程度オゾンに反応したかを基準日に一斉に調査します。
調査した情報は、県全体の大気環境調査に役立てられます。
令和4年4月現在、埼玉県内の18市町444カ所において被害が確認されている特定外来害虫「クビアカツヤカミキリ」を調査します。
自宅や近隣のサクラなどバラ科の樹木にクビアカツヤカミキリによる被害(幼虫による幹の穴、フラスの排出、成虫の存在など)がないかを観察し、発見した場合はセンターに連絡、可能であればその防除活動にも取り組みます。
調査した情報は、発生情報の発信など県全体での防除活動に役立てられます。
令和6年度の「クビアカツヤカミキリの被害調査」及び「光化学スモッグによるアサガオ被害調査」にご協力いただける方は、まず「身近な環境観察局」への登録が必要です。登録方法については、環境科学国際センター総務・学習・情報担当(電話 0480-73-8363) にお問合せください。
令和6年5月6日(月曜日・振替休日)に「光化学スモッグによるアサガオ被害調査の研修会」を開催します。詳しくは通知本文をご覧ください。
令和6年5月6日(月曜日・振替休日)に「クビアカツヤカミキリ発見大調査結果報告・調査説明会」を開催します。詳しい通知本文をご覧ください。
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