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掲載日:2022年4月5日
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茶の花は9月から11月にかけて咲きます。昆虫などによって花粉受粉し、ほぼ1年後の秋に種子が熟し、地面に落ちます。1つの実の中に1粒から5粒くらいの種子が入っています。翌年の春に発芽しますが、種子が乾きすぎると発芽しにくくなります。種子が落下した後、すぐに取り、直まきにするのが簡単です(秋まき)。なお、現在では茶の繁殖は、ほとんどが挿木によって行われています。
昔は茶の種子から油を採り、食用や洗髪に利用していた地域がありました。また、家紋としてデザインされ、40種類以上の茶の実紋が生み出されるなど、茶の実は、日本人の生活と密接に関わってきました。
というわけで、今ではあまり目立たなくなってしまった存在、茶の実にスポットを当ててみました。
なお、茶の実紋について詳しく知りたい方は、茶の実紋のページをご覧ください。
茶の実の写真
割れ始めた果実
一番上の実は完全に割れています
種子がこんなふうに入っています
採取した茶の実
茶の実の拡大写真
茶の実紋
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