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掲載日:2024年12月17日
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北埼玉地域は、埼玉県の東北部に位置し、平坦で肥沃な土壌と水に恵まれています。県内随一の穀倉地帯となっており、「コシヒカリ」や埼玉県が育成した「彩のかがやき」など、おいしいお米の生産地として知られています。
また、きゅうりやなす、トマト、いちごなどの施設野菜や梨、いちじくなどのくだものの生産が盛んに行われています。
加須市の北川辺地域、大利根地域などは、早場米地帯となっており、コシヒカリを中心とする良質米の生産が盛んです。また、全域で、県が育成した水稲品種「彩のかがやき」の主産地となっています。
麦類は冬から春先にかけて好天に恵まれる気候により、古くから稲との二毛作による栽培が盛んに行われています。
埼玉生まれ埼玉育ちの「彩のかがやき」
「小麦」産地の北埼玉は手打ちうどんでも有名
加須市や羽生市を中心に、きゅうり、なすの産地となっており、加須市の北川辺地域ではトマトの生産が盛んです。
また、いちごは加須市を中心に全域で生産され、観光摘み取り園も人気です。特に大利根地域ではブランドいちご「つるつきいちご」が生産され、直売所で販売されているほか、北川辺地域では埼玉県育成いちご品種である「べにたま」「あまりん」が生産されており、市場出荷が行われています。
新鮮なまま出荷される「きゅうり」 |
GAP※手法を導入した安全・安心な「トマト」 |
甘さ抜群の「つるつきいちご」 |
埼玉県育成いちご品種「べにたま」 |
※GAP:Good Agricultural Practices(GAP)は、農業生産の環境的、経済的及び社会的な持続性に向けた取組であり、農場での生産から収穫・保管・選別・調製・洗浄・包装・出荷までさまざまなチェックを行い、結果として安全で品質の良い農産物をもたらすものです。
果物では、加須市の騎西地域を中心になしの生産が盛んです。またこの地域ではいちじくも特産果樹として人気を集めています。
贈答用に人気の「彩玉」
甘くて香りの高い「いちじく」
行田市は花の苗物等の産地で、地元市場を中心に出荷されています。他にも各地域でシクラメンやランなどの鉢物や、観葉植物が生産されています。
色とりどりの「プリムラジュリアン」
「シクラメン」の直売も人気
特産物としては行田市でかつて自家消費用の「あぜ豆」として栽培されていた青大豆「行田在来」が農林総合研究センター(当時、現農業技術研究センター)と地元生産者の手により復活し、豆腐やみその原料として生産が再び始まりました。エダマメとしても非常に風味があり人気です。
また、甘味が強く、ねっとりとした食感が特徴の、さつまいも「ひめあやか」やほくほくとした食感の里芋の一種、丸系八つ頭等も作られるようになりました。
これらの特産物を利用した加工品の開発も、地域の業者等との連携により進められています。
水産関係では、キンギョやニシキゴイ等の養殖が地域内で広く行われていますが、近年は、本県が全国に先駆けて養殖技術を確立したコイ科の食用の小魚「ホンモロコ」が注目されています。
復活した「行田在来青大豆」
さつまいものニューフェース「ひめあやか」
これらの農産物は直売所でもお買い求め頂けます。是非、ご利用ください。
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