令和元年度の植物日記

令和2年3月13日 3月の植物紹介

ひだまりが心地よい園内では、

スミレやスイセンが咲きはじめています。

 

見晴らし園地から山頂までの遊歩道沿いでは、ダンコウバイが咲いています。

水ふうせんのようなつぼみがおもしろいウグイスカグラの仲間は

小さなベルのような花が目を和ませてくれます。

キブシの花もひらきはじめ

 

ダイナミックな芽生えのニワトコは、若葉とともにつぼみもぐんぐん成長しています。

 

冬の間もずっと可愛らしい花を咲かせていたフユザクラは

今度は春のつぼみがひらいています。

 

ほとんどのサクラはつぼみですが、

カンヒザクラのつぼみはぷっくりと濃く色づいています。

いろいろなつぼみや

芽吹きや芽生えとの出会いも楽しい、

 

3月の美の山公園です。

 

令和2年2月20日 2月の植物紹介

あたたかい日の続く園内では、

地面からも木々の枝からも、ぐんぐんと春の気配を感じます。

マンサクのまるまるとした花芽もほころび、

りぼんのような花びらが伸びはじめ、

小さな土偶がボンボンをもっているようです。

足元のハコベやオオイヌノフグリも、

 

まだ冷たい空気を少しゆるませてくれるような

かわいらしい花が咲きはじめています。

 

ゆったりハイキングで訪れるかたも多いこの時期、

美の山公園でのんびりお散歩するのも楽しいかもしれません。

令和2年1月24日 1月の植物紹介

公園入口ではロウバイのまるまるとしたつぼみがほころび、

早春を感じさせてくれる芳香とうす黄色の花が楽しめます。

 

花の森のサンバガワフユザクラは、

寒さが続く中でもひそやかに咲いています。

冬の園内は花の色こそ少ないですが、

それぞれの植物のおもしろい形や色がよく分かり、

それぞれの工夫がつまった冬ごしの様子が楽しめます。

クロモジの冬芽

 

ムラサキシキブの冬芽

マンサクの鈴のような花芽もかわいらしいです。

首飾りのような、オニドコロやヤマノイモ。

 

冬の眺望とともに、小さな植物観察も楽しまれてはいかがでしょうか。

令和元年11月18日 11月の植物紹介

暦の上では立冬ですが、

今年は紅葉がゆっくりとすすみ、園内は美しい色の葉に彩られています。

紅いモミジや金色のクロモジの葉は、光を浴びて輝いています。

 

花の森では、冬に近づくような少し張り詰めた空気の中、

数本ですが、サンバガワフユザクラがひっそりと咲いています。

 

足元では、小さなモミジの葉もかわいらしく紅葉しています。

色づいた小さな実や、ふと出会えるリンドウも見逃せません。

 

 

アザミの綿毛やギボウシの種子は、今の時期だからこそ出会える美しい形です。

 

雲海や夕焼け観賞の際には、ちょこっと植物観察をするのも楽しいかもしれません。

令和元年10月28日 10月の植物紹介

肌寒く感じる日が増えてきて、少しずつ木々の色づきも深まってきました。

 

ヒガンバナは赤い花が咲いたあと、根元に葉がみえてきました。

みはらし園地では、リンドウのかわいい花が咲いています。

 

大切に育てているセンブリは、今年もきれいな花が咲きました。

ネムノキの可憐な花は立派なマメになり、

サンショウ、ムラサキシキブの実の色は木々の間で鮮やかです。

 

草むらでも、小さな実とたくさん出会えます。

 

 

お天気のよい日は、いろいろな「実」の山を楽しまれてはいかがでしょうか。

☆11月3日には体験ハイクも開催しますので、ぜひご参加ください。

令和元年9月24日 9月の植物紹介2

ヒガンバナが、第1駐車場の脇や花の森の下で美しく咲いています。

今年は開花がゆっくりでしたが、

1輪ごとに花火のように咲いている姿をみると、

華奢な造形にもなんとなく生命力を感じます。

草むらや展望台で感じるさわやかな秋風も心地よいので、

秋の美の山へぜひお越しください。

 

令和元年9月3日 9月の植物紹介

夏から秋へゆっくりと季節はうつりかわり、

 

園内は落ち着いた秋の気配を感じます。

草むらでは、小さな花たちがたくさん咲いています。

 

 

アキカラマツやキンミズヒキは、近づいてみると

ひとつひとつの花のかわいらしさにも心なごみます。

ワレモコウもじっくり観察してみると、驚くほどきれいな表情に出会えました。

過ごしやすい気候になり、植物たちをゆっくり観察するのも楽しい季節です。

 

ハイキングがてら、秋の美の山に遊びにこられてはいかがでしょうか。

令和元年8月9日 8月の植物紹介

とても暑い日が続きますが、

園内の雑木林や木陰では、風が吹き抜けると一瞬の涼を感じることができます。

大輪のヤマユリは甘い香りをただよわせ、

センニンソウやクサギの花も近づくとふんわりと甘い香りがします。

 

草むらでは、コマツナギやアキノタムラソウに出会えます。

 

水分や帽子をご持参の上、

セミや鳥の鳴く声をききながら、

夏の木漏れ日の下をお散歩してみてはいかがでしょうか。

令和元年7月31日 7月の植物紹介(2)

梅雨があけたエントランス広場では、

夏の日差しに映えるヒメヒオウギスイセンのオレンジ色の花が鮮やかです。

うだるような暑さのなかで、キキョウの青紫や白い色の花は、目に涼やかさを感じさせてくれます。

第2駐車場の上では、うすいピンク色のナツズイセンが見頃です。

第1駐車場脇のヤマユリが、花ひらきました。

エントランス広場のつぼみもだいぶふくらんで、これからひらいてくれるのが楽しみです。

※公園にお越しの際は、水分や帽子を必ずご持参の上、

熱中症にならないようお気をつけてお過ごしください。

☆公式Instagramでもお花の写真を紹介しています。

令和元年7月12日 7月の植物紹介

アジサイの多彩な色づきが楽しめる園内では、

エントランス広場付近でも、キキョウやオオバギボウシ、オカトラノオの花に出会えます。

ピンク色のネジバナの花は芝生の緑によく映えています。

公園へお越しの際は、ぜひご覧ください。

令和元年5月27日 5月の植物紹介

急激な暑さが続きますが、公園では草木の葉が大きくなり、

鳥たちのさえずりがひびく中、たくさんの小さな生きものたちが活動しています。

 

春、多くの人を楽しませてくれたハナモモやサクラの花は果実となりました。

 

花の森ではカンゾウの仲間が咲き誇り、

突然あらわれるオレンジの花畑に目を奪われます。

 
木漏れ日の下ではフタリシズカの白い花が静かに舞っています。

エントランス広場のベニウツギ、シランの花の色も鮮やかです。

 

足元では小さなニワゼキショウも花ざかりです。

ハイキングやリフレッシュに、美の山公園の植物たちに会いに来てはいかがでしょうか。