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掲載日:2024年12月11日

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変色したもち米にカビが生えていた

相談内容

昨年もち米を購入し自宅で保管していたが、最近もち米の色が黒いことに気が付いた。もち米にカビが生えているかどうか調べてほしい。

テスト結果

相談品は令和3年産のもち米でした。

(1)外観検査

相談品は黒みがかった色をしていました。また、少量をビーカーに入れて水洗した結果、研ぎ水は黒みがかった茶色になりました。(写真1、2)


写真1 相談品


写真2 相談品水洗

(2)拡大観察

相談品を走査型電子顕微鏡(SEM)を用いて拡大観察を行なった結果、相談品の表面及び胚芽部分にカビの胞子と菌糸と思われるものが確認されました。(写真3、4)


写真3 相談品表面(1000倍)


写真4 相談品胚芽部分(1000倍)

(3)培養検査

カビの培養を行なった結果、カビの発生が確認されました。
テスト結果から、相談品にはカビが生えていると推測されます。

消費者へのアドバイス

  • カビの菌糸は米の表面だけでなく、内部まで入り込んでいる可能性があります。また、カビ毒を産生するものもあるため、カビの生えた食品は食さないほうが良いでしょう。
  • カビ毒の中には比較的熱に強く、通常の加工・調理だけでは十分に毒素が減少しないものもあります。
  • 米は生鮮食品と同じく長期保存には向きません。食べる分だけを購入し、冷暗所で保管しましょう。

お問い合わせ

県民生活部 消費生活支援センター  

郵便番号333-0844 埼玉県川口市上青木三丁目12番18号 SKIPシティA1街区2階

ファックス:048-261-0962

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