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掲載日:2026年3月18日

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こどものいえ・ミーサ(特定非営利活動法人菜根)

特定非営利活動法人菜根(以下、菜根と省略させていただきます。)は、児童・高齢者・障害者等、支えの必要な方々に対し、地域社会の中で健やかに安心して暮らすことができるよう、各種支援活動を行うことを目的としているNPO法人です。

今回は、菜根が運営する児童発達支援事業所「こどものいえ・ミーサ」を取材させていただきました。

こどものいえ・ミーサとは?

令和6年8月に、もともとは民家だった住宅を改装し、現在は発達障害を抱えた子どもや大きい集団が苦手・こだわりが強い子どもが通所する施設となっています。

こどものいえ・ミーサ外観

ミーサの語源

ミーサとは、スウェーデン語で「心地よい空間」「あたたかい場所」「のんびりくつろぐ」という意味を持ちます。これは「こどものいえ・ミーサ」が子どもにも大人にも居心地よく、心あたたかな空間となるようにという願いがこめられています。

こどもたちのワクワクドキドキを大切にするプレイフル療育

こどものいえ・ミーサでは、子どものワクワクドキドキ体験を成長の原動力と捉え、プレイフル療育を取り入れています。

プレイフル療育(プレイフルラーニング)とは、ワクワクしながら夢中になって遊ぶ中で、意欲や集中力・想像力・考える力を育むことをいいます。

訓練や教え込むのではなく、子どもが感じる知的好奇心や興味を成長の原動力とし、子どもにとって「ワクワクドキドキ」を感じるものは何か。それを見極め、一人一人に合った療育の実施に取り組んでいます。

取材に対応いただいた施設管理者の古沢さんは、「場面の切り替えややらなければならないことも、楽しい気持ちで見通しが立てられるようになると無理なくできるようになり、問題と思われていた行動も自然と改善されていきます。」と仰っていました。

「先生」という呼称は使わない!こどものいえ・ミーサの療育支援

現在、保育現場では「先生」という呼称を使わない保育園や学校が増える傾向にあるようです。

その理由は、「先生」という呼称が子どもと大人の上下関係を連想させ、人権尊重の観点から好ましくないと議論されているためです。

そのため、こどものいえ・ミーサでは職員が子どもに「教え込む・大人が望む方向に指導する」という動きを極力せず、「先生」呼びについても「○○さん」という呼び方をしています。

取材時も、子どもだけでなく周りの職員同士でも「先生」ではなく「○○さん」といった呼称を用いていました。

食育で育む!酵素玄米と手作り味噌、有機野菜のこだわり昼食&おやつ

こどものいえ・ミーサでは、子どもの心と体の健康を第一に考え、食育に力を入れています。

食育とは、食の楽しさを知り食を通じて育むこと、つまり子どもたちが心身ともに健康となり、豊かな生活ができる力を育てることです。

子どもたちが正しい食習慣を身につけることで、将来的に健康的な生活を送ることができるようになります。

↓画像は昼食の写真。酵素玄米や手作り味噌、有機野菜にこだわっています。

手作りの昼食 食育

また、取材時は、バレンタインデーが近かったこともあり、子どもたちが生地から型抜きを使って楽しくクッキーを作っていました。

作ったクッキーは保護者の方に直接プレゼントしたそうです。

子ども達がクッキーを作ってる様子 クッキー型抜き後

また、庭には「MYSA FARM」という家庭菜園場もあり、時期が来ると子どもたちと一緒に収穫するそうです。

MYSAFARM

子どものことを第一に考えた施設設備

こどものいえ・ミーサでは、子どもの特徴や発達段階に合わせて考えた様々な設備があります。

その一つが「calming corner」です。

Calming Corner 室内の様子

この部屋は「もやもや」や「イライラ」を抱えた子どもが、自分で自分の感情をコントロールするために作られました。

室内には、落ち着くためのクッションや周囲の視線を遮断するためのカーテンが設置されています。

取材時も、子どものほうから「落ち着かないから部屋に行く」と職員に言って、自分の気持ちを落ち着かせるために部屋に入っていく様子が見られました。

室内の1階は「calming corner」の他に4部屋あり、それぞれの部屋には名前が付けられ、子どもが部屋の役割をイメージしやすいようになっています。子どものトイレは安心できる場所となるように薄いピンク色となっているなど、場所ごとに色の効果にも配慮された空間となっています。

2階には事務所と相談室があります。相談室は和室となっていて、リラックスして話ができるようになっています。

↓画像は、トイレと子どもの身長に合わせた手洗い場の様子。

ピンク色に装飾されたトイレ 手洗い場

また、屋外には、手作りのハンモックやすべり台、カーポートを活用した様々な遊具など、子どもが外で元気に遊べるよう考えられた設備がたくさんありました。

ハンモック すべり台 はしご

活動への思い(こどものいえ・ミーサ 施設管理者:古沢 千恵子氏)

施設管理者の古沢さんは、「(今後の活動について)障害の有無に関わらず、様々な背景を持つ子どもが一緒に生活できるような毎日が来るようになれば良いと思います。多様性を認め合えるインクルーシブ保育※の実現が目標です。」と仰っていました。

こどものいえ・ミーサは、子どもの特徴に合わせて様々な創意工夫を施し、経験豊富なスタッフも多く在籍しています。

興味がある方は、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。

※インクルーシブ保育とは、障害の有無や年齢、国籍に関わらず、様々な背景を持つ子どもを同じ空間で受け入れる保育のことです。

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企画財政部 北部地域振興センター 県民生活担当

郵便番号360-0031 埼玉県熊谷市末広三丁目9番1号 埼玉県熊谷地方庁舎1階

ファックス:048-524-0770

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