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掲載日:2025年3月19日

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 難病患者等の障害者手帳を持たない方の雇用支援

   厚生労働省は、事業者に対して「治療と仕事の両立支援」の取り組みを公表※し、「難病患者」や「がん患者」など治療しながら働く人を応援しています。※厚生労働省「治療と仕事の両立支援ナビ」(別ウィンドウで開きます)

 難病患者の雇用に関する情報

   医学の進歩により、難病の治療が進んでおり、難病のある方も少しの配慮で働くことができます。   
   治療と仕事の両立支援は、人材の定着や、安心して働ける職場として人材の確保にもつながります。

(参考)埼玉県「難病とは」

   リーフレット「難病のある方も少しの配慮で働くことができます!」

少しの配慮で働くことができます(PDF:558KB)

難病のある方への職場における配慮事例

    難病のある方の特性は一人一人違っており、ここでご紹介した配慮が必ずしも全ての方に有効であるとは限りません。これらの事例を参考にしつつ、ご本人とよく話し合いをされた上で、職場の状況も踏まえて、ご検討をお願いいたします。

難病全般に共通の配慮例(通院の必要性、疲れやすさ等)

健康状態の把握 朝礼や点呼時に表情などの変化を観察したり、本人に体調や服薬について確認したりしている。
休憩時間 正規の休憩時間以外にも頻繁に身体を伸ばす、小休憩をとるなどするよう勧めている。

通院などのための休暇

シフト作成にあたり、最初に希望を聞き、体調や通院日を考慮して負担がない勤務日数、時間としている。
勤務時間など 早朝勤務や夜間勤務のシフトメンバーからは外すようにしている。

業務内容・業務量

新しい業務を頼むときには、本人に内容を説明し、負担のかからない量・内容・納期となっているかを確認している。

人事配置など 病気に関することなど、上司に言いにくいことがある場合は、総務課や事務長に直接相談しやすい環境を作っている。

特定の疾患における配慮事例

突然の腹痛などを伴う疾患

  •  潰瘍性大腸炎
  •  クローン病など
  • トイレに近い席にしている。
  • 職場のトイレが使用中の場合に備え、近隣の店のトイレが借りられるよう手配している。
  • 営業区域内のトイレの所在を確認し、緊急時に対応できるようにしている。

転倒しやすくなるなど、身体の動きに影響がでる疾患

  • パーキンソン病
  • 脊髄小脳変性症など
  • 駅まで送迎をしている。
  • 職場の近くに駐車場を確保し、マイカー通勤を認めている。
  • 杖をついており歩行に困難が伴うため、風が強い日や雨がひどい日は無理に出社させないようにしている。

体温調整、紫外線への配慮、皮膚の保護などが必要な疾患

  •  全身性エリトマトーデスなど
  • 制服がスカートとサンダルだが、冷えを考慮してズボンとスニーカーを支給している。
  • 寒冷期の社外でのお客様対応の際、特別に手袋等の防寒具の着用を認めている。
  • エアコンの温度設定や席の配置に配慮している。

耳の聞こえづらさがある疾患

  • 突発性難聴など

左耳が聞こえづらいので、左側には他のスタッフを配置せず、右側にベテランスタッフを配置している。

その他の情報

相談窓口

難病のある方へ

難病のある方の職業相談
   相談窓口:  難病患者就職サポーターがいるハローワーク  (別ウィンドウで開きます)
(難病患者就職サポーターの令和6年度年間相談スケジュールをご確認ください。)
難病のある方の医療や生活に関する相談
    相談窓口:  埼玉県難病相談支援センター

事業主の方へ

難病のある方の雇用に関わる助成金の相談

   ハローワーク等の紹介により、障害者手帳を所持していない難病のある方を継続して雇用する労働者として雇入れた事業主に対する助成制度〔特定求職者雇用開発助成金(発達障害者・ 難治性疾患患者雇用開発コース)〕です。

難病のある方の雇用・定着などの相談

    企業が難病患者を雇用する場合は、埼玉県の難病患者雇用促進アドバイザーが、無料で職場受け入れ研修等サポートをさせていただきます(ハローワークの難病患者就職サポーターと連携して行います。) 。既に雇用されている場合でも、ちょっとした質問やお悩み事に対応いたします。お気軽にご相談ください。

  相談窓口:  埼玉県障害者雇用総合サポートセンター 企業支援部門 難病患者雇用促進アドバイザー
                         電話048-827-0540(受付時間    月曜日から金曜日  8時30分~17時00分  除く祝日・年末年始 )

 

 がん患者などの長期療養者の雇用に関する情報

   医療技術の進歩により、がんは早期発見・早期治療ができれば、9割以上の人が治ると言われています。
  がんを経験した従業員も、職場での少しの支援や配慮を受けることで、適切な治療を受けながら仕事を続けられる可能性が高まります。
   厚生労働省は、事業者に対して「治療と仕事の両立支援」の取り組みを公表※し、「がん患者」などの治療しながら働く長期療養者を応援しています。※厚生労働省「治療と仕事の両立支援ナビ」
    治療と仕事の両立支援は、人材の定着や、安心して働ける職場として人材の確保にもつながります。

相談窓口

がん患者など長期療養者の職業相談

   がん、肝炎、糖尿病等により、長期療養(経過観察・通院等)が必要な方の就職支援のため、専門の相談員をハローワークに設置しています。

    相談窓口:  就職支援ナビゲーター(長期療養担当)がいるハローワーク(別ウィンドウで開きます)

    (がん診療連携拠点病院等でも職業相談・職業紹介に応じられるよう、院内への出張相談も実施しています。)

がん患者の医療や生活に関する相談

   がん治療のことや、今後の療養や生活に関することなど、がんに関わる質問や相談を受け付ける窓口です。その病院に通っていない方でも、患者さん本人でなくても無料でご利用いただけます。

    相談窓口:  がん相談支援センター
働くがん患者の方への相談(症状、経済面、仕事等の相談が可能)

   がん患者の就労を支援するため、がんの診療や相談に従事している専門家に相談できる事業を行っています。働きながらがんを治療中でお悩みをお持ちのかたは、是非御相談ください。

    相談窓口:  がんワンストップ相談
治療と仕事の両立のためのさまざまな相談

    埼玉産業保健総合支援センターでは、治療と仕事の両立支援を推進するため、県内のがん診療連携拠点病院等に、両立支援コーディネーター(メンタルヘルス対策・両立支援促進員、保健師等)を派遣する相談窓口を開設しています。  

    相談窓口:  埼玉県地域両立支援推進チーム(別ウィンドウで開きます)
    相談窓口: 埼玉産業保健総合支援センター治療と仕事の両立支援(別ウィンドウで開きます)
                          出張窓口(別ウィンドウで開きます)

           

 なかなか人材の確保ができない事業者の皆様への情報

「少しの配慮」で人材確保

    求職者の中には、通院・治療、子育て、介護などの事情に対する会社側の理解や配慮を必要としている方がいます。勤務時間や休憩時間・休憩場所などの配慮で、求める人材を確保しませんか?
    ハローワークインターネットサービスに「両立支援」と入力することで、あなたの会社の求人が多様な人材の目に留まりやすい求人になります。
   まずは、ハローワークインターネットサービスに登録しましょう!

ハローワーク インターネットサービス とは?

    ハローワークが受け付けた求人を、インターネットを通じて提供するサービスです。
    1日に約40万人もアクセスしています。
    会社のパソコンから求人者マイページを開設して事業所登録・求人申込みを行うと、ハローワークが内容を確認して受理・公開します。わざわざハローワークに出掛けなくても、会社のパソコンで完結できます。

求人情報作成の ポイント!

    見付けやすくするため「仕事の内容」欄に「両立支援」のキーワードを必ず入力してください。
    就職希望者がいる場合は、各ハローワークの担当者から、就職希望者が必要とする配慮(勤務時間・休憩・業務内容等)について対応可能か照会があるので、御社ができる配慮等を検討して面接など次のステップに進んでください。

採用するときは

    助成金の対象になることもありますので、必ず事前にハローワークにご相談ください。

少しの配慮で人材確保(PDF:250KB)

 

お問い合わせ

産業労働部 就業支援課 障害者・若年者支援担当(障害者支援担当)

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎5階

ファックス:048-830-4854

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