トップページ > 健康・福祉 > 医療 > 感染症対策 > 新型コロナウイルス感染症-埼玉県の新型コロナ情報- > 新型コロナウイルス感染症に関する知事発言等について > 新型コロナウイルス感染症に関する知事メッセージ(令和2年11月) > 福祉施設におけるクラスター発生防止対策緊急会議後の知事発言内容(11月25日)(テキスト版)※抜粋
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掲載日:2020年11月26日
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お疲れさまでございます。
私の方から、御報告があります。福祉施設におけるクラスター発生防止対策緊急会議を本日、開催をさせていただきました。この件については、先般、開催をしますという報告まではさせていただいたとおりであります。昨今、新型コロナウイルス感染症の陽性患者が増加をしており、県としても危機感を抱いています。先般から御説明をさせていただいているとおり、県としては、戦術的な介入が効果を上げることが期待される分野で、且つ、命に関わりかねない重症化のリスクを負う高齢者、こういったリスクが高い分野への介入を強化することが必要と考えてまいりました。積極的な介入によって陽性者数を下げたい、こういう思いからであります。そこで、10月の下旬頃から高齢者を中心とした福祉施設で、クラスターが多発をしてきています。特に、高齢者施設においては重症化リスクが高いと申し上げましたけれども、重点的にやはり取り組むべきであろうと考え、県としましては緊急対策の第1弾として、今月の11日には各施設に対して感染拡大防止の留意点を通知し、チェックリストを手渡してチェックをしてもらうことをいたしましたが、それだけでは十分ではないと考えて、第2弾として本日、福祉施設関係団体等にお集りをいただいて、緊急会議を実施をいたしました。これまで、発生事例の分析を行った話は皆様にすでにお伝えをしていますけれども、これまでのクラスターは洗い直してきましたけれども、そこでの共通点等をもう一度しっかりと捉え直して、感染拡大防止策の徹底をお願いをいたしました。なお、ここではそういった団体に対して、こちら側からお伝えするだけではなくて、福祉施設におけるクラスターの前例なども紹介を直接していただいたところです。さらに、県では、今度は第3弾、第1弾が先ほど申し上げた11日の通知です。第2弾が今日の緊急会議と、これをまた、緊急会議を動画にしてホームページに送りますが、今度は新たに第3弾といたしまして、11月27日から12月25日、今週末から年末にかけて、高齢者入所施設に対する緊急一斉巡回を行います。それぞれの施設においてのこれまでの問題は、ファーストケアといって、例えば発熱患者さんがおられた時の最初の対応がおかしかったのではないかというような例も、例えばありました。あるいは、感染防止措置そのものについての知識や、あるいは運用が未熟であったこともありました。そこで、それぞれの施設のトップの方や、あるいはグループ企業であれば本社にお伝えするだけではなくて、まさに施設それぞれの実際に担当されている方に、これを徹底して周知することが必要ということで、巡回をさせ…、県職員を中心として、地元の市町村にも同行の協力をお願いをし、巡回によって施設にウイルスをまず持ち込まないこと。高齢者御本人たちは、入所者が持ち込むよりも外から、例えば施設の職員等によって持ち込まれることがありますので、これを十分注意すること。また、仮に様々な問題が起こった時には、最初のケアをしっかりすること。それから、大きな課題がある施設については、別途、保健医療部と連携して指導をしていくこと。これをやらせていただきます。さらに加えて、福祉施設専用の24時間の緊急相談窓口を設置をいたします。これによって、福祉施設におけるクラスターの発生を予防したい。もしくは、クラスターが仮に発生するような状況になるとしても、少人数で早期に解決をさせていただきたい。新型コロナウイルス感染症については、様々なことがわかってきていますが、若い方々には相対的に軽症、あるいは無症状の方が多く、日本全体を見ても30代以下でお亡くなりになった方がおられない状況にありますが、その一方で高齢者については重症化のリスクが高く、その場合には命にかかわる場合も、これまでも散見されています。これからそういった被害者を出さない、あるいは医療施設に対する過重な負担をもたらさないために、重点的にまずここに取り組みたいということで、埼玉県としては戦術的な対応として、ここを選ばせていただき、とにかく徹底して行うことによって、この冬に向けてお亡くなりになる方、重症になる方を少なくしていきたいと考えています。私からの御報告は、以上であります。
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