新型コロナウイルス対策本部会議後の知事発言内容（11月24日）（テキスト版）※抜粋

  
   お疲れさまでございます。
   本日、急遽ではありますけれども対策本部会議を開催をさせていただきました。書面でありましたけれども、その結果について御報告をさせていただきます。本県では先週の土曜日でありますけれども、1日当たりの新規の感染者が過去最大の173名になりました。また、1週間単位におきましても昨日、月曜日時点で過去最大の796名になるなど、極めて憂慮すべき状況にあります。このような中で、感染の拡大の防止に対して県一丸となって取り組む必要がある、まさに正念場である、この思いで強い警戒感を持って対応すること、これがまずは今回の急遽、対策本部会議を開催をした1番の目的であります。その中で具体的なお話をさせていただくと、まずはGoToイートキャンペーンであります。GoToイートキャンペーンにつきましては、国から食事券の一時停止や食事券、ポイントの利用の一時停止、これらについて検討をするよう要請がありました。そこで今後のGoToキャンペーンにつきましては、次のとおりの取扱いとすると同時に、国に対してその旨を回答することといたしました。まず12月1日より第2弾、第2期分の食事券の予約の受付が行われる予定でしたけれども、これにつきましては無期延期とさせていただきます。次の受付が再開する時期はまだ未定でありますけれども、当面延期とさせていただきます。第1期分に予約をしていただいたもので、まだ、発券されていないものについては、予約どおり発券を継続していただきます。なお、既に発券をした食事券やポイントの御利用につきましては、当面これを控えていただきたいと思いますが、利用者に不利益が生じないように使用期限の延長等について、国に対して強く要望をしていくつもりでございます。また食事券、ポイントの利用制限の開始時期は農林水産省の決定、これは27日でしたけれども、そのとおりといたします。

   次に、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく事業者の皆様への協力要請です。既に7月11日付で新型インフルエンザ等対策特別措置法第24条9項に基づいて、接待を伴う飲食店のうち、感染症対策が徹底されていないお店については利用を控えていただきたい、このようにお願いをさせていただきました。その一方で、現在県内で感染が拡大している状況を踏まえて、特措法に基づき業界ガイドラインに従った、感染症対策が徹底されていない飲食店については施設の使用停止を要請をいたします。期日は11月26日午前0時から当面の間とさせていただきます。今までは接待を伴う飲食店のみでございましたが、もう一度繰り返しになりますが、飲食店について感染症防止対策がとられていないお店については26日午前0時より営業を停止するよう要請をいたします。この要請は、前回の接待を伴うお店と同じように休業を目的として要請するのではなく、接待を伴うお店と同じように感染拡大の防止措置を徹底していただく、それを促すための措置であります。県として強い危機感を持ったメッセージでありますので、なにとぞ御協力をお願いしたいと思います。県民、事業者の皆様には大変御迷惑をおかけいたしますけれども、非常に危機的な局面に至っているというふうに考えております。今後、年末年始と特に飲食店を利用したり、会食を行うようなケースも多いかというふうに思いますが、その前にも皆さんのお力をいただいて社会経済活動を円滑に今後実施していくためにも、我々としては力を入れる時期だと考えています。

   併せて、もう1点別ですけれども、職員に対して新型コロナウイルス感染拡大の防止を目的とした緊急メッセージを発出をさせていただきました。それは有効になるのは明日からですけれども、具体的には最近の感染拡大を受けて県庁の職員に対しては不要不急の会食を避けること、さらにはそれぞれの事業を行っている部局、あるいは出先機関もそうですけれども、テレワーク等を活用した感染リスクの低減について、改めて徹底をするよう周知をさせていただきました。さらに年末年始を含めた今後の職員の働き方、業務のポイントや日常生活の行動ポイント、これは前回出したものですけれども、これをおさえておく、徹底するよう周知をいたしました。私の方からは以上であります。